どうも、香水マニアブロガーのてつです。
ヴェルサーチのメンズ香水「プールオム」をレビューします。
これは超万能で使いやすいですよ。
クセというクセがほとんどない清潔感マックスな香りなので、女性ウケもバッチリ。
オフィスなど仕事用としても使えます。
ただ、あまりにも無難で平和な香りなので、香水マニア的には少し物足りない感じもありますね…。
ザ・好青年って感じです。人畜無害。
デメリットとしては、ケミカル感が強いので安っぽさは否めない点。
毎日つけてると少し頭が痛くなりますね…。
さっそく詳しい香りの構成や詳細をみていきましょう。
ヴェルサーチプールオムの基本情報
ヴェルサーチプールオムの基本情報です↓
ブランド:VERSACE
正式名称:Versace Pour Homme
発売年:2008年
ヴェルサーチプールオムの「プールオム」とは「男性用」という意味。
ヴェルサーチのメンズ向け香水の中でも、代表作的な立ち位置。
ブランドを冠したネーミングの香水。
調香師:アルベルト・モリラス
現代香水界のカリスマであり巨匠のアルベルト・モリラスが担当。
CKONEやアルマーニアクアディジオ(世界一売れているメンズ香水)をクリエイトしたカリスマパヒューマーです。
ヴェルサーチプールオムの派生モデル「ディランブルー」もアルベルトモリラス氏が担当しており、ヴェルサーチとの関わりが深い調香師さんですね。
価格帯:
30mlボトルで約3500円ほど
ブランド香水の中では、比較的買いやすい価格帯で売られています。
5mlのお試しボトルもあります↓
濃度:オードトワレ
香りの特徴:フレッシュスパイシー系
石けんの香りとレモンなどの柑橘系がメインでかなり使いやすいです。
持続性:低め
香りの持続性は「少し弱い」です。
香りの構成
Versace Pour Hommeの香りの構成を確認しておきましょう。
Lemon
Bergamot
Neroli
Rose de Mai
Hyacinth
Cedar
Clary Sage
Geranium
Tonka Bean
Musk
Amber
トップノート
つけた瞬間から、トップのレモン、ベルガモット、ネロリ(日本では橙として知られる蜜柑系)の超爽やかな柑橘系の香りが大量に放出されます。
ただ、少しケミカル感が強めなので、角がかなりシャープ。
石けんのような粉っぽいパウダリーな香りも多めなので、かなり清潔感があります。
悪くいうと、バスクリンみたいな入浴剤的な香りに近いです。
ミドルノート
ミドル以降も石けんっぽさはしっかりと続いてくれます。
ここが個人的にこのヴェルサーチプールオムを気に入っているポイント。
他の似たような爽やか系香水って、トップの石けんっぽさがすぐに消えてしまうことが多いのですが、このヴェルサーチプールオムは、石けん感がかなり持続してくれます。
ミドルはヒヤシンス、ゲラニウム、セージなど。
正直、ヒヤシンスの香りってどんなだろう??って思うのですが、ハーブ&フローラルな植物園のような凛としたボタニカルな雰囲気が広がります。
ペッパーのアクセントが効いていて、キリッとシャープな印象が持続します。
ホワイトペッパーかな?白胡椒っぽいスパイシーさを感じます。
ベースノート
ベースには甘いバニラに似た香料「トンカビーン」とムスクとアンバー。
メンズ香水の定番のベースノートですね。
つけて2時間くらいすると、香りがうっすら柔らかくなってムスクの残り香だけが肌の上でほのかに漂います。
デメリット:第一印象がいいけど毎日だと飽きる
デメリットとしては、やはり全体的に少しケミカル感が目立つ点。
価格帯も安いので、多少仕方がないのですが、毎日つけているとだんだん飽きがくるというか、安っぽさが鼻につくようになりました。
最初の印象はかなりよいので、初対面の人などには第一印象としてかなり良いイメージを与えられそうです。
しかし、ずっと一緒にいると、少し不快になるような…そんなハリボテ感があるというか…。
かなりディスってしまっていますが、基本的には石けんと柑橘系という万人ウケな香りなので、買ってもそれなりに活用できる香水だと思います。
ただ、マニア的な視点からすると、日常使いしたいかと言われると、なかなかボトルに手が伸びにくいですね…。
ナチュラル系の香りなのに人工的…という矛盾
ケミカルっぽさが強いんだけど、香り自体はナチュラル系を意識している…。。という矛盾があるというか、、。
第一印象はいいんだけど、ずっと一緒にいると飽きてしまうような…。
そこが残念です。
どうせケミカルなら、もっと遊び心がある攻めた香りに仕上げて欲しかったという感じ。
ナチュラル系香水は他にもいくらでも選択肢はありますし、もっと天然香料メインで飽きのこない香水も多いですからね。
※ナチュラル系香水だとクリーンや4711、アクアディパルマなどがおすすめです。
Versace Pour Homme おすすめのTPO・年齢層・シーン
おすすめのシーンなどは以下↓
TPO:オフィス・休日全般
年齢層:10代〜40代
時間帯:朝〜夕方
季節:春〜夏
石けん+柑橘という王道なので、いわゆる香水のモワッとする攻撃的な香りはほとんどありません。
なので職場でも学校でも使いやすい。
もちろん休日のお出かけやデートなどにも。
シーンを選ばずにとりあえずシュッと一拭きすればフワッと石けん+レモンの爽やかさを纏うことができます。
年齢層は10代の学生から40代くらいまでですかね。
やはり香りが人工的なので、年齢層が高い人がつけていると子供っぽい印象になるかもです。
時間帯は夜以外という感じ。
爽やかで無難な香りなので、夜のデートやクラブ遊びというよりは、通勤通学前に1日のスタートをシャキッと迎えたい場合の方が適しています。
涼しげな香りなので、春〜夏用ですかね。
寒い時期には少しシャープすぎる香りかもです。
持続時間
ヴェルサーチプールオムの香りの持続時間は「少し弱め」です。
肌につけると2〜3時間
布だと4〜5時間ほど
香りの拡散生もあまり強くないので、
オフィスや仕事向けで使いやすい反面、クラブなどの夜遊び系香水やデート香水としてはちょっと物足りないかもしれません。
良くも悪くも無難で弱めなので、自分自身のリフレッシュのために使う香りという感じ。
まとめ:ちょっと中途半端かな…
はい、というわけで今回は
ヴェルサーチプールオム
をレビュしました。
う〜ん…この香水は、立ち位置がなんとも微妙…というのが正直な感想ですかね…。
石けんと柑橘のバランス自体はかなり優秀なのですが、いかんせんケミカルっぽさが強いのが難点。
同じヴェルサーチならエロスやディランブルーの方が個人的に好きです。
プールオムはたまにつけるとすごいいい感じなのですが、毎日つけていると、だんだん安っぽさのクセがわかってきてしまうというか、、
香り自体も弱めなので、これだったら他のもっとナチュラルな香水を選んだ方がいいかなという総評です…。
5mlのお試しボトルもあります↓
石けん系でおすすめなのは、ヴィーガン香水のクリーン↓
ちと高いですが、アクアディパルマのブルーメディテラネオシリーズは上質な爽やかナチュラル系香水の代名詞でおすすめです↓
あとは超ロングセラーな天然香料のみを使用したドイツの4711もいいですよ。ケミカル感ゼロでバシャバシャ使えます。
あとは、ゆずの香りがするイッセイミヤケのロードイッセイとかも◎
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