どうも、スティック型USBポータブルDACが大好きなブロガーのてつです。
iBassoから待望の新作が出ましたね!
DC05です!!
まだ日本国内では未発売(追記:12月17日に発売されましたね!祝)なのですが、海外ではもう販売が開始されております。
ebayという個人輸入サイト経由で入手しましたぞ。
iBasso本社がある中国の深圳から送られてきました。
値段は送料込みで7500円くらいでしたな。
さて、開封してさっそく音を聞いてみたのですが…。
こりゃとんでもねぇ……ぞ……ッ!!
AmazonミュージックunlimitedのFLACウルトラハイレゾ音源で
ジャズ・ポップス・ロック・フュージョン
などを色々試聴してみました。
一聴してハッキリとわかるのは圧倒的な高音の伸び。
とにかくシンバル系の高音〜ボーカルのリバーヴの残響音などの超高音域が抜群にキレイに伸びる伸びる。
歪み感がほぼなく、高音域の解像度が超・超優秀。
高音域に全振りしたと言ってもいいくらい、素晴らしいっす。
とにかくシンバルがシュパーン!パァーンッ!!と爽快に鳴り響いてくれます。
シンバルフェチとしては、これはうれしい笑。
それに、左右のセパレート感もものすごく良好。
両チャンネルがきちんと分離していて、定位感もびっくりするくらい良いですね。
さすがESSチップのデュアルDAC仕様。
これは、マジで傑作の予感。
というわけで、DC05を聞いてみたファーストインプレッションをお届けしますぞ!
追記:付属品などは開封レビューで詳しく話しております。
iBassoDC05は超高音域のキレイさが異次元
ぼく自身のUSB DACのコレクションは、
- iBassoDC01
- iBassoDC02
- iBassoDC03
- Shanling UA2
などを中心に所持しており、他にも色々聞いてきました。
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今回のDC05を手に入れたことにより、一瞬で過去の愛用品たちが霞んでしまいました…。
それまではShanling UA2がかなり優等生な感じで気に入っていたのですが、
DC05は、なんというか、
超高音域が大得意で個性が尖ってるな!
クリアさでは他DACを圧倒!
って感じですね〜。
ちなみに、ヘッドホンはAKG K271MK2(密閉型)とRoland RHA7(開放型)の2種で試聴しました。
※DC05は3.5mmアンバランス端子仕様です。
ファーストインプレッションまとめ
具体的に感じたDC05の音の特徴↓
・とにかく超高音域の伸びがエグい
・左右の分離・セパレーション感が良好
・弱点:中音域にちょいクセあり
・音圧が強めなのに潰れていない、絶妙なラウド感
なんかね…完全に「新時代に突入」って感じですw
ShanlingUA2でも相当いい音だったのですが、DC05を聞いてしまうと、UA2が微妙にこもって聞こえてしまうレベル…。
それくらい、高音域の抜け感が強烈です。
でも、痛くない。
すごくキメ細かく、シルクのような繊細さで、かつ大量の超高音域を浴びせてくるような。
大げさかもしれませんが、これは名機になる予感ですね。。
Amazonのウルトラハイレゾ音源で聞くと、これでもかっ!てほどキレイに鳴ってくれます。
iBasso DC05の基本スペック
ぼくの主観的なしゃべりだけしていてもアレなので…。
スペックをざっと見ておきましょう。
【iBasso DC05の基本スペック】
・ESS社のDACチップ「ES9219C」を左右デュアルで搭載
・32bit/384khz/DSD256x
・もちろんハイレゾ完全対応
・MQAデコード対応
・Quad DAC+テクノロジー
・HyperStream IIIアーキテクチャ
・NDK社製フェムト・クロック水晶発振器
・最大121dBのハイダイナミックレンジ
・0.00056%未満の低THD+N
・ネイティブDSD256デコーディング対応
・出力電力/インピーダンス:140mW@16Ω、93mW@32Ω
・ケーブル:銀メッキ銅線
・3.5mmのアンバランス端子
・USB-C接続でスマホやPC/Mac対応
「ハイパーストリームⅢ」とか「Quad DAC+テクノロジー」とか…。
なんかスゴそうなネーミングのスペックを見ただけでもニヤニヤできますねw
※なんのことかは正直わからん!笑
ESSのデュアルDACチップが目玉
正直、ぼく自身はスペックの技術的なことはあまりよくわかりません汗w
音聞いて、感覚で判断するタイプですw
とはいえ、やはりデュアルDACチップの恩恵は相当デカいな〜というのはわかりますね。
個人的にESSのチップのクリアな音がすごい好きなので、今まではShanlingUA2(ES9038Q2Mをシングルで搭載)を愛用してきました。
iBassoのDC03ではシーラスロジックのDACチップがデュアルでしたが、DC03は音がちょっとカサッとしていてあまり好きではありませんでした。
そこにきて、DC05でついにESSのチップをデュアルで搭載してきたということで、かなり期待しておりましたが、やはり強烈に音がクリアですね。
あと、DC03に比べて、かなり出力がアップしています。
ようするに音がデカいです。
なので、インピーダンスが高いヘッドホンでもしっかり鳴らせると思います。
ダメなポイントはある?
基本的にめちゃくちゃハイレベルなDACなのですが、
デメリットはあるのか??
という点が気になると思います。
う〜ん…。
ムリやりなにかデメリットを探すとすると…。
強いていえば、
音がちょっと派手すぎる感はあるかなと。
なんというか、解像度もものすごく高くて、おまけにず〜と超高音域がシャンシャンと強烈に鳴りまくるので、長時間聴いていると、いい意味で疲れますね汗w
高音が刺さるから疲れるというわけではなくて、情報量が多すぎて、脳がびっくりしちゃってる感じです。
まるでヘッドホン・イヤホンが消えたかのような、脳内定位っていうんですかね、音楽に没頭しすぎてしまうので、聴いた後のグッタリ感が強いですw
ミドル帯域にクセあり?
あとは、少しだけハイミッドあたりにジャリっとしたクセがあるかな…。
というかローミッドが弱い?感じはあるかもです。
よくよく聞くと、1khz〜あたりのミドル〜ハイミッドあたりからモコっと上がっているようなチューニングになってますね。
なので相対的にローミッド〜ローが少なく感じるのかもしれません。
低音はビシッとタイトに引き締まっているのですが、量感は少なめ。
ぼくは引き締まった低音が好きなのですが、この辺りも好みが分かれそうです。
低音好きだとちょっと物足りないかも。
総じて、言えることは、
高音〜超高音域がDC05の主役だということ。
全体的なフラットさや上品さで言ったらShanlingのUA2の方が優っているような気はしますね。
大人しめで安心感のある優等生のUA2
高音のクリアさに個性が爆発している新入生のDC05
みたいな笑
本体の発熱は?
あとは、筐体の発熱が気になるかどうかですが、
歴代モデルに比べて、そこまで熱くなりませんね。
しばらく使っていても、ほんのりあったかくなる程度。
ケーブル交換できないのが唯一心配かな
本体の基本的なデザインはDC03、DC04モデルとほぼ同じです。
ShanlingUA2のようにUSBケーブルを交換できないので、断線したらジエンドです。
スティック型DACは抜き差しすることが多いので、この点はちょっと不安ですね。
ただ、着脱できない構造になっているということは、端子の数を減らしているということ。
より音に対してはプラスな構造なので、この部分はiBassoのこだわりなんでしょうね。
まとめ:高音好きには堪らん逸品
はい、というわけで今回は
iBasso待望の新作USB DAC DC05をレビュー!
ということで話してみました。
いや、マジでこれは新時代っすよ。
まさかお気に入りのShanlingUA2よりもクリアさで圧倒してくるヤツが登場するとは…。
DC05は絶対に一度は聴いてみるべきDACですね。
シンバルや空気感・残響音などがフェチな人にとっては、かな〜りオイシイDACですぞ。
ホントに高音の伸びに個性爆発してます。
痛くないのにここまでしっかり伸びてくれるのは、新体験。
日本でも発売されたらリンクを載せますね。
それまでは、おすすめのサブスク「Amazonミュージックunlimited HD」をどうぞ。
オーオタ定番のデータ形式「FLAC」ウルトラHD品質で聴き放題。
サブスクも色々聴き比べましたが、Amazonが音質では圧倒してます。
まだの方は30日間無料で全ての機能を使えるので、絶対にいますぐ試すべき。
DACも重要ですが、ソースも大事です!
追記:付属品などは開封レビューで詳しく話しております。
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