どうも、香水マニアブロガーのてつです。
今回レビューするのはブルガリプールオムエクストレームです。
ブルガリのメンズ香水の代表格であるBVLGARIプールオムの強力バージョン「エクストリーム」です。
お茶の香りが大々的にフューチャーされているかなり珍しい香りです。
日本人なら思わずホッとしてしまうような茶葉の香りにかなり癒されます。
それでいて、スパイシーでムスクの色気もプラスされています。
紅茶や緑茶のような凜として落ち着いた印象とムスクの大人っぽい色気が同時並行で香るような、かなり品格のある香りです。
仕事用に選ぶ香水の筆頭格です。
肌馴染みも抜群で、エグくなりにくく、香水初心者にはもちろん、上級者にもおすすめ。
それでは、香りの構成やおすすめの付け方などレビューしてきましょう。
ブルガリプールオムエクストレームの基本情報
ブルガリプールオムエクストレームの基本情報をサクッと見ていきましょう。
ブランド:ブルガリ
正式名称:Bvlgari Pour Homme Extreme
発売:1999
1996年に発売され、大ヒット作となったブルガリプールオムの強化版として登場。
ブルガリプールオムのお茶の葉っぱの香りのエッセンスはそのままに、香りの持続性をアップさせたバージョン。
調香師:ジャック・キャバリエ
前作同様、ブルガリの香水の多く(アクアシリーズ・オムニアシリーズなど)を手がける人気調香師ジャック・キャバリエが担当。
ジャック・キャバリエは、ルイ・ヴィトンの高級香水ラインのほとんどを手がけていることでも有名。
その他は、イッセイミヤケのロードイッセイ、カルティエのパシャも有名です。
現代フレグランス界の巨匠の一人と言えます。
濃度:EDT(オードトワレ)
一般的な香水の濃度です。
価格:30mlボトルでおよそ6千円前後で買えます。
香りの構成:茶葉の香りがメイン
ブルガリプールオムエクストレームの香りの構成は以下の通り↓
Tea
Grapefruit
Bergamot
Neroli
Petitgrain
Coriander
Lavender
Galbanum
Balsam Fir
Guaiac Wood
Pepper
Nutmeg
Brazilian Rosewood
Cardamom
Musk
Cedar
iris
Sandalwood
Oakmoss
やはり、この香水の最大の特徴は「ザ・お茶の葉の香り」ですね。
緑茶ともとれるし、ダージリンティーのような発酵した茶葉の香りも連想させます。
一番近いのはダージリンティーかな…。緑茶っぽさもあるけど、やはり紅茶感の方が若干強め。
茶葉の匂いですね。
高級ホテルで飲むようなアフタヌーンティーの香りがするなんて珍しい香水だと思いませんか?
茶葉の香りがメインで、基本的に最後までずっと香ってくれます。
それをメインにして、つけはじめはグレープフルーツのフレッシュな香り、
ミドル以降はブラックペッパーやカルダモンのスパイシーさ、ラベンダーのフローラルさ、などが入り混じります。
ハーブやグリーンノートを基調にした、かなり複雑な香り。
時間の経過や体調、天気、湿度などで、多様なイメージを楽しむことができます。
ハーブ系の香りがメインなので、湿度が高めの日本の環境でもエグくなりにくいのもうれしいポイント。
ラストは、お茶の香りがうっすら続きつつも、ムスクのスモーキーでモワッとした色気のある香りで消えていきます。
持続性
香りの持続性は、香水としては普通レベル。
前作のブルガリプールオムがめちゃくちゃ薄くて2時間くらいしかもたなかったのに対して、エクストレーム版はさすがにもう少し香りが長続きするようになっています。
布につけた場合は5〜6時間。
肌につけると3〜4時間ほど。
濃度はEDT(オードトワレ)なので、ごくごく一般的な保ちやすさ。
とはいえ、ハーブ主体のやさしい香りがメインなので、消えやすい部類ですね。
個人的な要望としては、さらに強力なEDP(オーデパルファム)バージョンを作ってほしいですね。
ブルガリプールオムエクストレームが似合う人・おすすめのシーン
この香水の印象は、
アラサー以降くらいの落ち着いたビジネスマン
がぴったりですね。
茶葉の香りということからもわかるように、かなり保守的で上品です。
スーツに似合う香水の筆頭です。
学生よりは、働いている人の方が似合う香りだと思います。
もちろん、香り自体はかなり万能なので、学生がつけていても全然アリだとは思いますが、落ち着きすぎた印象かなと。
甘ったるさは全然なく、スッキリと自然に香るタイプの香水なので、TPOは選ばずに、万能で使えます。
オフィスなどにはもちろん、オフの日のデートなどに使えば、「プライベートでも落ち着きのある男性なんだな〜」というイメージを与えるでしょう。
どこか和の香りを感じさせてくれつつ、ムスクの色気もある…という、
落ち着いてるけど、じつは遊びを知っている…のかも?
という2面性を打ち出した捉えどころのないイメージですね。
まとめ:TPOを選ばず、季節を選ばず使える万能香水

ミニマルなボトルデザインも秀逸
はい、というわけで今回は
ブルガリプールオムエクストレームのレビューでございました。
この香水は日本の気候にかなり合いますね。
海外の香水にありがちな、エグみというものがほとんどないので、季節を問わず一年中使えます。
安らぎと色気の同居。
茶葉の香りという香水自体、かなりユニークで個性的なのですが、それでいて、懐かしいような癒しを与えてくれる不思議な作品です。
現代香水の中でも傑作の一つでしょう。
仕事用の香水・使いやすさという点では、最強ランクです。
ムスクが苦手な場合は通常版のプールオムがおすすめ
デメリットを挙げるとしたら、
若干ムスクの主張が強めなことかな…。
香りの持続性はグッと短くなってしまいますが、プールオムの通常版の方はムスク感はほとんどないので、さらにイヤミなくお茶の香りを纏いたい場合は、通常版プールオムを選択するとよいでしょう。
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