どうも、香水大好きブロガーのてつです。
シャネルの香水「エゴイストプラチナム」をレビューしていきたいと思います!
いや〜…この香りはなんというか…
野心をもった男性のための香水!
って感じですねぇ…。
トップノートはすごく爽やかなのに、
ミドルからラストノートは一気に香りが180度変わるというか、エロさがグッと…汗w
体温や湿度によっては、ムワン…と、しつこい感じにもなってしまうので、つけ方がかなり難しい香水の一つですね。
さらに詳しくレビューします!
※香水量り売りは安く買えて色々試せますよ↓
エゴイストプラチナムの香りのピラミッド
エゴイストプラチナムの香りの構成は以下のようになっております。
フレッシュなラベンダー、ローズマリー、プチグレインの、アロマティックなさわやかさに満ちたトップノートから、クラリセージとゼラニウムの男性らしいはつらつとしたアコード、アンバーのあたたかさとエキゾティックなウッディのラストノートへ、澄みきった華やかさと軽やかなきらめきに満ちた、クールな魅力あふれる香り。
トップ:ラベンダー・ローズマリー・プチグレイン・ネロリ
ミドル:ゼラニウム・クラリセージ・ガルバニウム・ジャスミン
ラスト(ベースノート):オークモス・ベチヴァー・シダー・サンダルウッド・アンバー
という構成。
調香はジャックポージュ 1993年発売
調香師はシャネルのネ(鼻)ハウスパヒューマリーであるジャック・ポージュ(Jacques Polge)氏。
1980年代から2013年の引退まで、シャネルの香水のほぼ全てを手がけた伝説の調香師です。
エゴイストおよびエゴイストプラチナムはもちろん、アリュールオムやブルードゥシャネル、アンテウスなどのシャネルメンズ香水の傑作もジャック・ポージュの作品ですね。
トップノートはハーブ系の爽やかさに加えて一捻りあり
まずはオープニングから。
ボトルキャップを外し、シュッとひとふき。
シャネル製のスプレーボトルのアトマイザーは勢いよく、多めに噴射されます。
一気にラベンダー、ローズマリー、ネロリなどのハーブ系のシャキッとした香りが舞います。
トップはすごく爽やか。
ソープ系のせっけんみたいな優しさも感じられます。
ただし、爽やかさの中にも、ベースのアンバーやヴェチヴァーが強烈に主張していて、
フハハ!我はただ爽やかなだけの男ではないぞよ!
という、まさにエゴイスト(利己主義者)って感じの色気がありますねぇ。
この唯一無二の個性は他の香水にはカンタンにはマネできない。
エゴイストプラチナム(以下エゴプラ)のイメージって、
ホストだったり、ガクトなどの芸能人が使用しているので、なんとなく濃ゆ〜いイメージがあるかもですが、ファーストノートはかなりさっぱりです。
朝に目覚めの一発としてスプレーすると、すごく爽やかな気分に。
ミドル以降は化学的な合成香料のキツさが目立つ
ですが、トップノートの爽やかさは、あっという間に消え去り、
ジャスミン系の若干モワッとした甘めの香りがすぐに前に出てきます。
個人的には、このミドルがちょっと強すぎるなと思います。
もっと最初の爽やかなトップノートの香りを長く楽しみたいのですが…。
着けて10分くらいでミドルの甘〜い感じにシフトしていきます。
ここから、お香のような「いかにも香水つけてますよ」的なキツさも出てきてしまうのがちと残念。
湿度の低いフランス本国でなら、この甘さもいい感じなのでしょうが、湿度の高いニッポンだと、このモワッとした甘いミドルノートはいわゆる「香害」にもなりかねないので要注意ですね。
肌に直接つけると、より一層、モワン度(笑)が強まります。
狭いオフィスなどの空気がこもりがちな室内も危険ですね。
特に梅雨の時期とかは絶対に避けたほうが良いと思います。
街歩きや広めのホテルのラウンジやクラブに適しているでしょう。
狭いレストランの室内席よりも、開放的なテラス席という感じですね。
肌よりも服や小物などの布地につける方がいいかも
エゴプラは、服や小物など、温度があまり上がらないアイテムに使用する方が、香りのバランスが崩れないで高温多湿の日本でも楽しめると思います。
あと、ミドル以降、ベースノートで使われている化学的な香料の臭いも強く出てきます。
石油みたいな、安い香水にありがちな、合成感丸出しの工業的な臭いがしてしまうのは、残念ポイント。
香りはすごく個性的で、一度嗅いだら忘れないくらいに濃くて主張するのですが、
反面、「しつこさ・我の強さ・オラオラ感・人工的なむさ苦しさ」も他人に与えてしまう可能性があります。
繰り返しますが、
・トップノートのハーブの香り
・布・ファブリックにつけた香り
はすごく爽やか&華やかでスキなのですが…。
ミドル以降は高温多湿な日本だとキツイ。。
ラストは高級感のあるクラシックなアンバーが長時間持続
エゴプラは、持続性がめちゃくちゃ高いです。
着けて5〜6時間、さらに12時間くらいしても、まだ服に匂いがついています。
小物などにつけると、翌日になっても普通に匂いが残っているほどです。
着けて5〜6時間が経過すると、ミドルの独特の化学っぽさは薄れて、
アンバー(琥珀)の少しツーンとしたような、甘い不思議でミステリアスな香りが長時間残ります。
個人的には、このラストノートはすごく面白いですね。
なんというか、外国の古いお屋敷の洋間の匂いというか…。
アンティーク感のあるレトロな香り。
悪くいうと、昭和の床屋さん(ポマード)みたいな香り…汗w
良く言うなら、クラシックでエレガント、セレブ感漂う残り香。
高品質な香料を使っているので、しっかりと持続するんでしょうね。
20代後半〜30代、40代くらいまでの男性におすすめ?
ラストノートはかなりシックでオールドファッションなので、
10代の若い男性にはちょっと似合わなそう。
ギリギリ20代中盤〜後半以降という感じですかね。
とはいえ、エゴプラはチャラい印象もあるので、50代以降のガチダンディーな男性もつけにくいのではないでしょうか。
う〜ん…この香水の立ち位置って、ホントに難しいです。
ちなみに、ここでエゴプラが発売された当初のテレビCMを見てみましょう↓
フランス語なので、何を言っているのかはわからないのですが、
・自己研鑽するストイックな男性
・自分の影(過去)と戦い、さらに前進する男性
というようなイメージでしょうか??
野心を抱いたある程度若い男性というのが、シャネルからのメッセージのようです。
このCM、さすがシャネルという感じで、芸術的ですよね〜。
何度も見てしまいます。
ちなみに、前作エゴイストからの続き物になっています笑↓
とはいえ、かなりクラシカルな一面が強いので、10代や20代前半など、若すぎてもあまり似合わなそう。
かといって、元気でフレッシュな個性もまた強いので、50代以降くらいのオジサマがつけていると、「いい歳してまだ遊んでる人」という感じになってしまうかも。
つまり、エゴプラが一番似合いそうな年代は、20代後半〜30代、40代くらいまでかなと。
もちろん、若い人にも、年配の人でも、例外的に似合う人は中にはいるでしょうけど、あくまで参考としてはそんな印象です。
まとめ
はい、というわけで今回は
シャネル エゴイストプラチナム オードトワレ(EDT)
のレビューでした。
3〜5千円台の安めの香水とは明らかに違う、芸術的な香りが楽しめる逸品。
気になるあなたは、ぜひ一度試してみることをおすすめします。
ボトルや箱のデザインもめちゃくちゃシンプルでかっこいいですよ。
このボトルを部屋に置いても、インテリアの邪魔は一切しない。
むしろ、部屋がグッとおしゃれになる気配さえある。
箱もついついとっておきたくなるほどシック。
そういうトータルデザインはさすがシャネルだな〜と感心します。
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