どうも、香水マニアブロガーのてつです。
モテ香水として定番人気のDiorソヴァージュをレビューしてきます。
はじめにまとめるとソヴァージュはこんな香水です↓
・キリッとフレッシュスパイシー
・ソーダみたいな独特の爽快感がクセになる傑作
・濃厚なアンバー臭が良くも悪くも特徴的
・香りの持ちもかなりよい
・服につければ超いい香り、肌につけると微妙
・残り香が猫のおしっこっぽいというデメリットあり
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ではさっそく詳しく香りの特徴やおすすめのシーン・付け方・年齢層などチェックしていきましょう。
Dior Sauvageの基本情報
まずは基本情報。
ブランド:Dior
正式名称:Sauvage/ソヴァージュ
Sauvageとはフランス語で「野生」の意味。
現代的でありながらも、内に秘めた荒々しさを表現するネーミングです。
調香:アロマティックフゼア
調香師:フランソワ・ディマシー
調香師はDiorお馴染みの専属パヒューマーのフランソワ・ディマシー氏。
一連のソヴァージュシリーズも、Dior HOMMEシリーズなどもディマシー氏の作品。
DiorやアクアディパルマをはじめとするLVMHグループの香水部門の監修をしています。
濃度:EDT(オーデトワレ)
濃度は一般的な香水の濃さであるEDTです。
※ソヴァージュには、より濃度を高めたEDPバージョン(オーデパルファン)やパルファン仕様のものも存在します。
EDT→EDP→Parfumという順序で濃度が濃くなっていきます。
持続性:かなり長い
6〜7時間以上しっかり香ってくれます。
むしろ、翌日まで香りがべっとり残って少しヤリスギなレベルで香りが強いです汗w
価格帯:やや高い
10mlボトルで3500円ほど
30mlボトルで1万円ほど
60mlボトルで1万2千円ほど
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香りの構成
ソヴァージュの香りの構成を見ていきましょう。
Calabrian bergamot
Pepper
Sichuan Pepper
Lavender
Pink Pepper
Vetiver
Patchouli
Geranium
elemi
Ambroxan
Cedar
Labdanum
つけ始めはかなりフレッシュでスパイシー。
シュッとひと吹きすると、
ベルガモットの柑橘系のビターな酸味と胡椒のキリッとしたスパイシーさがかなりさわやか。
うっすらラベンダーのフローラルっぽさや甘さもあり、トップノートの完成度は超一級。
ちなみに、これをデパートのDiorコーナーで試させてもらっていたら、かなり遠くにいたカップル客の女の子の方が、
「あ、なんかめっちゃいい匂いする〜」
と寄ってきたことがあります笑
それくらい、トップノートのさわやかかつ独特の甘さは唯一無二。
海外の香水レビュアーの中でもソヴァージュはモテ香水としてド定番の地位を築いています。
山椒とアンバーがクセモノ
ただ、肌に直接つけるとミドル以降少しバランスが崩れてきます。
トップの爽やかさは30分〜1時間ほどで、それ以降は
・Sichuan Pepper(四川山椒)
・アンブロキサン(アンバー)
の香りがかなり支配的に。
四川山椒??え?さ、山椒??ってマジ?
って思うかもしれませんが、かなりマジですw
このソヴァージュの大きな特徴はミドルに使われている四川山椒の香り。
中華料理の山椒の香りです。
これが西洋人的にはエキゾチックで異国情緒たっぷりに感じるのでしょう。
ただ、我々日本人にとっては、山椒の香りって「なぜ香水に使う???」という感じですよね。
しかも、日本の緑色の山椒ではなく、中国の花山椒の香り。
ソヴァージュをつけて30分〜1時間くらいすると、この花山椒っぽさがかなり目立ってきます。
服につければまだあまり目立ってきませんが、肌に直接つけると、より山椒感がつよく出てしまうので、ソヴァージュを使うときは肌に直接はNGだと思います。
ベースに使われているアンブロキサンやベチバーもかなり濃厚で強烈。
半日〜1日経ってもまだ猫のおしっこみたいなツーンとした香りだけ残ります。
これが個人的にはかなりマイナス。
「ザ・香水つけすぎの人」みたいになってしまうんですよね…。
ワンプッシュでもかなり残り香が発生してしまうので、正直使いにくさを感じます。
カラッとしたヨーロッパの香りだなという印象。
高温多湿な日本の環境だとかなりエグみが出てしまっているなと。
秋冬ならまだしも、夏場などは付け方を工夫しないと香害になりやすいと思います。
トップノートは超爽やかなのに、時間が経つごとにエグくしつこくなってしまうのが残念。
おすすめのシーン・年齢層・服装・季節など
おすすめのシーン:オフィス・オフ全般
つける量を少なめにすれば、ビジネスシーンでも学校でも休日・オフでも合います。
おすすめの服装:スーツでもカジュアルでも
服装に関してはかなり万能。スーツに合わせてもキリッとした印象になりますし、かなりラフな服装に合わせれば、逆に香りで高級感ギャップを演出できたりもするでしょう。
年齢層:学生〜年配男性まで幅広く
高級感があるのに、さわやかさもあるので、大学生が背伸びして使っても違和感がないと思います。
年齢を問わないオールマイティーさはさすがDior。
安っぽさはないので、アラサー以降はもちろん、アラフォー以降〜50代〜などでも全然イケるでしょう。
ここまで年齢を問わない香りも珍しい。
季節:春〜秋〜冬
真夏だけは避けたほうが無難だと思います。
肌に直接つけなければ、ごく少量であれば夏でも大丈夫かもしれませんが、上級テクです。
夏だったら同じDiorのディオールオムコロンなどの方がはるかに爽やかで無害な感じです。
おすすめの付け方
ソヴァージュのおすすめの付け方はかなりシンプル。
肌に直接つけない!
という一点を守ればOK。
ここまで肌につけるのと服につけた時の香りが変わる香水も珍しいです。
布地につければ、山椒臭さはあまり出てこないので、シャツやボトムス、インナーのパンツなどにつけるようにしましょう。
皮脂が混ざらないようにするのがポイント。
下半身のズボンなどのボトムスにつければ、穏やかに香らせられますし、逆にちょっと攻めたい気分のときは上半身のシャツなどにシュッとひと吹きがおすすめです。
ワンプッシュでもかなり濃く香ってくれるので、下半身と上半身にそれぞれワンプッシュずつなどで十分。
まとめ:ソヴァージュはうまく付けこなせばモテ効果を発揮
はい、というわけで今回は
Dior屈指のモテ香水ソヴァージュのレビュー
というテーマでございました。
基本的に上質な香りなのですが、バランスが崩れやすいのが玉にキズ。
たまに街中でめっちゃ猫のおしっこみたいな香りさせているオラオラ系の男性とすれ違ったり電車で遭遇したりしません?
それ多分、ソヴァージュを肌につけすぎてしまっている人だと思いますw
それくらい、つけるのが難しい香水でもあります。
肌ではなく、布地に少量。
このルールを守れば、定番モテ香水としてのポテンシャルをしっかり発揮させることができますぞ。
お試しサンプル↓
ソバージュに似ている香りは
・アルマーニのアクアディジオプロフーモ
・シャネルのブルードゥシャネル
・ヴェルサーチのディランブルー
・ダビドフのクールウォーターパルファン
などですかね↓
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