どうも、ヘッドホン大好きブロガーのてつです。
AKGのモニターヘッドホンK271MK2をチューンナップしたら、音質が爆上がりして最高に気に入っているのですが…。

ということはK271MK2の兄弟機であるK272HDもすごいのでは??
と考え、メルカリを物色。
K272HDはすでに生産中止の品なのですが、メルカリで無事にゲット完了。
結論から言うと、

K272HDヤバいですね!
K271MK2よりも高音がガツンと伸びてくれる印象。
理由を考察してみました。
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K272HDとK271MK2の違いとは?
K 272HDというヘッドホンの構造自体は、K271MK2とほぼほぼ全く同じ密閉型。
見た目もドライバー構成などもほぼ一緒です。
なのですが、一つだけ決定的に違うポイントがあります。
それが、
K272HDの方はケーブルが着脱できない
ということ。
このポイント、他の人たちのレビューを読むと、デメリットとして語られているのがほとんどなのですが、音質面ではK272HDの方にメリットがあります。
K272HDの方が接点ロスが少ないので音質面では有利
というのも、
K 271MK2の場合は、ミニXLRコネクターを介してケーブルが着脱できるようになっているため、余計な接点が増えてしまっているんですよね。

ストレートケーブルが3mなのは同じ。ステレオミニジャックの作りもまるっきり一緒ですね。
接点が増えるということは、表面の酸化・劣化も起こりやすいですし、ハンダのヶ所も増えるので、音質劣化の原因になり得ます。
その点、K272HDの場合は、ケーブルが完全に本体と一体化しています。
分解してみましたが、ケーブルが本体に直付けになっており、接点のロスがK271MK2よりも少ないです。

K272HDの本体のケーブル接続部分。
ドライバーユニットの型番自体はAKGのスタジオシリーズ(K240,K271)は全て共通の「2606B00050」というモノだと思います。
なので、ケーブルが直付けか着脱式かどうかだけで、「HD」ハイディフィニション=つまり高音質版というネーミングになっているわけなんですな。
両出しケーブルに改造も可能っぽい
ちなみに、ケーブルが出ていない右側にもケーブルを出せる穴が開いております。これは部品の使い回しでコストカットなのか、それとも、両出しケーブルに改造できるためでしょうか。
K272HDなら、気合がある人は改造すれば「両出しケーブル仕様」にもできるということです。
音質のちがい:確かに「HD」な感じになってる
というわけでさっそくK272HDの音を聞いてみます。
結論からいうと、

うお…確かにK271MK2よりも高音域がガツンと伸びるな!
という感想。
むしろ、曲によってはハイが伸びすぎて若干シャリシャリ気味になるレベルで違う。
スネアのスナッピーがビシビシ鳴り、シンバル系はこれでもかというほど絢爛に鳴り響いてくれます。
これは楽しいですねぇ…。
接点復活剤チューンは必須
ちなみに、K 271MK2で施したのと同じように接点復活剤でチューンナップしました。
接点復活スプレーをヘッドホンの配線の部分に吹きかけてあげると、マジで劇的に音質がクリアになりますので、かなりおすすめです。
接点復活スプレーをかける前の段階でもかなりシャッキリした音が出ていたのですが、かけた後は、さらにシンバルのキラキラ感やリバーブの残響音の解像度が格段にアップし、ヤバいことに…。
ただでさえ繊細でキレイと評判の高いAKG K271ヘッドホンの高音が、「ケーブル直付け」+「接点復活剤吹きかけ」というダブルの効果で、最大限発揮されております。
配線パネルの外し方
AKGのスタジオヘッドホンK272HD(K240Studio,K240MK2 ,K272MK2なども共通)の接点復活のやり方も一応解説しておきます。
AKGと書かれているプラスチックのシールみたいなものを剥がします。
ただ、一度剥がすとシールの塗装?も一緒にちょっと剥がれてしまうので、その点は覚悟してください。見た目は若干悪くなります。
下のあたりに精密ドライバーのマイナスなどを入れられる穴というかスキマがあるので、そこからペリッと剥がします。
そうすると、ネジが一個見えますので、そこを外すと、カポっと取れます。
配線が剥き出しになるので、そこに接点復活スプレーを吹きかけるだけ。
できればLとR側、両方やってあげるといいですよ。

右側も同じ要領で開けて、接点にスプレー差します。
AKGのヘッドホンはこれをしてあげると、本当に音質が1段階、いや5段階くらいググッとアップするので、かなりおすすめですぞ〜。
ただし、一度AKGシールを剥がすと剥がし跡が残って見た目がダサくなるのは覚悟してください汗w↓↓
まとめ:AKGのスタジオ密閉型は高音が最高にキレイなのでどちらもおすすめ
はい、というわけで今回は
AKGのK271MK2が気に入ったのでK272HDも買ってみたら、こっちもかなりヤバかった…!
という記事でございました。
いや〜ホントにK27x系は美音ですな。
30mmドライバーと大ぶりのお椀みたいな密閉型カップという組み合わせが絶妙なんですよね。
K271MK2の音色が気に入っている人は、ケーブル直付けバージョンのK272HDも手に入れてみると楽しいですよ。生産中止品ですが、メルカリやAmazonの中古で探せば見つかりますぞ。
K 271 ,K272ともに接点復活スプレーチューンナップは必須です!
※K240studioも買ってしまった…AKG沼…汗ww
あとでこちらについてもレビューしますね〜。
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