どうも、音楽マニアブロガーのてつです。
AppleのHomePod miniをゲットしました。
たまたまメルカリをチェックしてたら7000円でスペースグレーの個体が出品されていたので、即買い。
設定して聞いてみて、約1週間。
結論から言うと、これ、めっちゃよいです。
音質がとにかく神レベルでいいですね〜。
ぼく自身、今までヤマハのモニタースピーカーや高級ヘッドホン・イヤホンなどを愛用してきており、一応オーディオにはうるさいつもりです。
そんなオーオタのぼくがAppleのHomePod miniの音質に関しては、、

なんでこんなにキレイでクセのない音が1万円で手に入れられるの??
クッソお買い得じゃん!
という結論に至りました。
HomePod miniの音質レビュー・内部部品(オペアンプ・DACチップ)の解説を中心に、「ダメなポイント」なども交えて話していきたいと思います。
この記事のお品書き↓
・音質はホント素晴らしい!もうBluetoothには戻れん
・内部に使われている部品がスゴイ
・低音カットオプションはマスト。デフォルトだとボンボコDQNサウンドなので注意
・WiFi環境が悪いとブチブチ途切れる
・AirPlay独特のモッサリ感は慣れるまでけっこうストレス
でございます。
音楽再生環境は圧倒的にAmazonミュージックunlimitedHDがオススメ。
Apple Musicよりも断然音がクリアです。
データがFLAC形式なのがいいんでしょうね〜。
HomePod miniの音質:このクオリティが一万円で買える奇跡!DACチップとオペアンプがすごい
まずはやはり音質。
一万円で手に入れられるオーディオシステムとしては、超破格。
というのも、HomePod miniに含まれているのは、単にスピーカーだけではありません。
・AppleのAirPlay2という独自のWiFi規格によるケーブルレスでピュアなデジタルデータの転送
・DACチップ・オペアンプに米アナログデバイセズのSSM3582Aを採用
・クラスDアンプを搭載
という感じで、実はめっちゃ優秀なトータルオーディオシステムなんですね。
オーディオの心臓部であるオペアンプには、アメリカの老舗半導体メーカーのSSM3582Aが使われているようです。
ワンチップでオペアンプとDACも統合されていて、ムダな配線などもないので音質に貢献している模様。
画像はアナログデバイセズの公式サイトより引用
今までのオーディオシステムで再現しようとすると、
- パソコン
- オーディオインターフェース
- USBケーブル
- アンプ
- スピーカー
- スピーカーケーブル
という具合で、それぞれ数万円〜数十万円とかかけてるのが当たり前の世界です…。
それが、すべて時価総額世界一のApple様が莫大な研究開発費を投じて、統合して、一切ムダのないカタチでたった1万円で売ってくれておるのです。
カリフォルニアのアップル本社のそばに、学術用以外では米国で最大級のものを含む12の無響室を備えた世界最高水準の開発環境を作ってオーディオ製品のテストをおこなっているそうです。
世界中から天才たちが集結し、莫大な研究コストを投じて、製品を開発。
そして安価な価格でぼくらが手にできる。
まさに資本主義の恩恵ですな〜。
設定で低音をカットするのは必須
ただし、せっかく高スペックなHomePod miniも、そのままデフォルトで使うと、低音が出過ぎていてかなり微妙なんですよね…。
関連記事:

HomePod miniのOSのバージョンが15以降なら、iPhoneから「低音を抑える」というオプションが選択できます。
モニターライクなフラットな音で聞きたい場合は、必ずこの設定をオンにしておきましょう。
「低音を抑える」をオンにするだけで、それまでボワンボワンしていたうるさい低音域がスッとスッキリして、一気にピュアオーディオ寄りなサウンドに変わってくれます。
ホント、ここまで完成度の高い製品なのに、デフォルトでベースブーストがバリバリモリモリになってしまっているのが、超残念。
バージョン14までは、低音を抑える機能がなかったそうなので、その頃に入手してたら、あまりの低音のウザさに辟易して、手放していただろうな…。
ナイスアップデートであると同時に、

なぜもっと早く、バージョンが15回もアプデされるまでこの低音問題を放置していた??
と不思議になりますね。
世の中的にはまだまだ
低音たっぷり=イイ音
という認識なんでしょうね…。
オーオタがインシュレーターなどをかまして低音をボワつかせないように日夜苦労しているのは、全然理解されないんでしょうな…汗w
低音カット設定の方法は、こちらの記事で解説しております↓

WiFiの通信環境が悪いとブツブツ途切れがち
音質自体は最高なのですが、WiFi環境が悪い場所で使うと、ブツブツ途切れる感じになるので、要注意。
ぼくの部屋がまさにそうでして…。
楽天モバイル&格安スマホ(Googleピクセル4a)のテザリング環境でiPhoneとMacBook Air、そしてHomePod miniをWiFiネットワークしているので、回線が激よわなんですね。


そのため、けっこう音がプチプチ途切れます汗
でも、それでも、そんな弱点を許せるほど音質がクリアなので、ガマンして使ってる感じです。
AirPlay2の遅延は慣れないとかなりストレス
あと、ダメなポイントは、遅延。
とくにMacBookでひどい。
これは本当に慣れるまでストレス。
YouTubeや音楽アプリの再生ボタン・停止ボタンを押すたびに、反応が基本的に1秒くらい遅れます。
再生ボタン押す
↓1秒くらいもっさり
↓再生開始
みたいな感じ。
止めるときも同じ挙動です。
毎秒180回、音の波形を解析して波形を最適に整えてから再生してるらしいので、
このおかげで音がすごくナチュラルに聞こえるというメリットはあるのですが、遅延は致命的ですね。
で、これ、全てのパソコン上の挙動で起こるので、当然動画編集などは絶対にできません。
ブラウザで見てるYouTubeとかも、再生、一時停止、早送り、巻き戻しなどの一連の作業に、ワンテンポ遅れがち。
映像と音楽は一応同期されているので、映画とか、YouTubeコンテンツを楽しむ分には問題ないのですが、AirPlayの内部で色々補正したりしているんでしょう「再生されるまでに1秒くらい謎の空白時間がある」んです。
これは、1週間くらい使っていれば慣れてくるのですが、
最初はけっこうな勢いでストレスでしたね。

なんじゃこれ!??
こんなにもっさりしてるなんてありえん…。
10年前のパソコンでももっとキビキビ動くぞ…。
って、最初はイライラすると思います。
とはいえ、繰り返しになりますが、それすらも寛容できるほど音質が素晴らしいので、まぁ、使い続けるしかないですね汗w
AirPlay2の遅延(というかもっさり感)に関しては、今後の改善に期待ですね。
まとめ:HomePod miniは音質に全振りしたスマートスピーカー。オーディアマニアこそ一度試す価値あり
はい、というわけでHomePod miniのレビューをしてみました。
・音質はホント素晴らしい!もうBluetoothには戻れん。
・ただし低音カットオプションはマスト。デフォルトだとボンボコDQNサウンドなので注意
・WiFi環境が悪いとブチブチ途切れる
・AirPlay独特のモッサリ感は慣れるまでけっこうストレス
というお話でした〜。
使い勝手よりも音質重視するタイプの人向けのスマートスピーカーですね。
ピュアオーディオとか好きな人ほど、一度は騙されたと思ってこの一万円のスピーカーの凄さを体感してほしいです。
ちなみに、siriはほとんど使ってません汗w
音楽再生環境は圧倒的にAmazonミュージックunlimitedHDがオススメ。
Apple Musicよりも断然音がクリアです。
データがFLAC形式なのがいいんでしょうね〜。
余談:
Apple製品の唯一の弱点はBluetoothの音質が悪いということだと個人的に思ってます。
今回、アップル肝入りのスマートスピーカーHomePodシリーズでもWiFiが採用されているように、アップルはBluetoothネットワークにはあまり力を入れていません。
AirPodsなども将来的にAirPlay3などの省電力WiFi規格ができたらWi-Fiオーディオ化する可能性もあるなんていうウワサもあります。
そうなったらAirPodsの音質も格段に向上すると思うので、すごく楽しみですね〜。
AirPlay3の発表が待ち遠しいですな。
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