どうも、DAC好きブロガーのてつです。
先日購入したiBassoの新製品、DC04PRO。
5日間ほど毎日3~4時間音楽を聴いておりますと…
音が良くなってる気がする!!??
DACのエージングってヤツですかね…。
↓開封レビュー
↓ファーストインプレッション記事
※DC04PRO記事シリーズ:開封レビュー・音質レビュー①ファーストインプレッション・エージング20時間(低音のボワつき減る)・エージング30時間(高音がガッツリ伸びる)・エージング50時間(最終解答?)・アプリセッティンでさらに音質を追い込む方法
iBassoの新製品DC04PRO。20時間ほどのエージングで覚醒!?
音響機器をしばらく使っていると内部のコンデンサなどのパーツが慣れてきて音が変化すること。
イヤホンやスピーカー、アンプや果てはケーブルなど、エージングが語られるガジェットは多岐にわたる。
「エージングなんてない!」という人と「いや、変わる!」という人の間で長年意見が分かれるオーディオネタ(迷信?笑)の一種。
DACのエージングに関しては、「そんなもの存在しない!迷信だ!」という意見があるのも理解しております。
なので、ぼくの耳が順応してきただけの「耳エージング・脳内補正」かも知れません…汗w
いずれにしても、
開封してはじめて聴いた初日の印象とけっこう変わってきました。
・音場は広いけど、低音がモッサリ気味なのが気になる…こもってるなぁ。。
・広い音場がさらに拡大。気になっていた低音のボワつきもスッキリ締まってきてる??高音も少し伸びてきた
と感じるように。
↓ちなみに視聴環境は以下
ソース⇒Apple Music
UAC⇒DC04PRO
ヘッドホン⇒AKG K701 ゼンハイザーHD6XXなど
低音のボワつきがスッキリしてタイトに鳴るように
DC04PROのファーストインプレッションは正直、懐疑的でした。
前作DC03PROの方がスッキリまとまっていて高音域の抜け感もよくて好みだったのです。
ですが、
20時間エージング後のDC04PROは、気になっていた低音のボワつきがかなり少なくなってきて、超バランス良好な音に進化。
唯一、まだ若干高音域のヌケ感だけは、少し(ほんの少し)丸めすぎかな…とも思いますが、買った当初よりはかなり見通しが良くなってきた印象です。
音の重心が下がりすぎていたのが、かなり真ん中(フラット)に近くなってきました。
もう少しハイが伸びてくれたらな〜とは思いますが、ぼくが高音好きなだけで、一般的にはかなりフラットなんだと思います。
AKG K701は高音が強めで有名なヘッドホンですが、20時間エージング後のDC04PROは、刺さるか刺さらないかくらいの絶妙なハイが出るようになりました。
DC03PROだと刺さりまくるので、やはりDC04PROはだいぶ角が取れてまろやかになってます。
マイルドなのに広大な音場と正確な定位という理想郷
DC04PROはShanling UA3みたいなマイルド路線のDACです。
まろやかでシルキーな、痛くない丸められた効き疲れしにくいハイです。
AKMチップかな〜と思うほど、音の粒が丸っこい。
何時間聴いていても疲れない系のやさしいサウンドキャラ。
角が取れてマイルドなのに、一つ一つの音がしっかり分離されていて、広大な音場にきちんと定位され、配置されている。
とくに、定位と音場の広さはホントにスゴイ。
今までいろいろなUSBーDACを10個以上買い漁ってきましたが、この音場の広さは異次元レベル。
何度でも言います、DC04PROの音場の広さはヤバい。
DC03PROは俯瞰。DC04PROは現場目線。
今でのスティック型DACが水槽を外から見てる状態だとしたら、DC04PROは水槽の中に頭を突っ込んでるくらいの臨場感。
森を遠くから眺めるのではなく、森の中に入って散歩しているかのような…。
そのくらい「視点」がちがって面白い体験ができております。
DC03PROは地図を上から全体的に俯瞰するような視座でしたが、
DC04PROはGoogleストリートビューでうろうろしているイメージ笑
DC03PROの冷静に全体を見渡すようなクールさ・粗探し感も好きなので、どちらのよさもそれぞれありますな。
気分や目的に合わせて使い分けるのも楽しいです。
ちなみにDC06はほとんど出番がなくなってしまいました…涙
現時点でワタクシの評価は
DC04PRO>>DC03PRO>>Shanling UA3>DC06
すごいね、FPGA
DC04PROはスティック型DACとしてはiBasso初のFPGA回路を採用。
FPGA回路にすることによって、ここまでクリアで広大な音場になるのか…と脱帽です。
全体的にはマイルドなのに、一つ一つはクッキリハッキリしている…
という、なんとも理想的な鳴り方をしてくれております。
まとめ:DC04PROは傑作。買った方がいいです
はい、というわけで今回は
iBasso DC04PRO音質レビュー②エージングでさらに音場広くなった!?
というテーマでございました。
いや、ほんとこれはおすすめ。
今までDC03PROメインで使ってきましたが、最近はDC04PROの音場の広さが楽しすぎて、ずっと聴いてますw
楽曲のアンサンブルや各楽器・コーラス・ハモリの配置などもめちゃくちゃわかりやすいので、DTMしてる人なんかにも超おすすめ。
プロのMIXしてる人って、こういう目線(音線?)で作業してるんかな〜とか思えるくらい、「現場でやってること」がわかるような気にさせてくれます。
「はいはい、こういう意図でバックにコーラスを薄く乗せてるのね…」
「ほ〜このドラムの録音はしっかり定位が分かれててすごいな〜」
とか。
楽曲の聞きどころがグッと増えた印象で、全然飽きない。
これはマジで2023年最強のスティック型USB-DACです。
2023年のベストバイになる予感MAXです。
しかも1万5千円ほどという買いやすい値段もいいです。
コスパが異常に高い。
ここからDACデビューできる人がうらやましい。
1万5千円だと対抗馬はShanling UA3や同じくiBassoのDC06あたり。
ぼくも両機種持っていますが、ぶっちゃけ、比較にならないくらいのレベルでDC04PROの方が高音質です。
※DC04PRO記事シリーズ:開封レビュー・音質レビュー①ファーストインプレッション・エージング20時間(低音のボワつき減る)・エージング30時間(高音がガッツリ伸びる)・エージング50時間(最終解答?)・アプリセッティンでさらに音質を追い込む方法
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