どうも、オーディオ大好きブロガーのてつです。
今、あなたが当たり前のように使っているAppleの「AirPods」シリーズ。
便利で、バッテリーも長持ち。
音も良さそうだから買ったんですよね?
ぼくも最近、AirPodsの第3世代が発表された瞬間にポチりました。
第一世代から5年以上AirPodsユーザーです。
今もiPhone12 miniを使っています。
ですが…。
唯一にして最大の弱点がね、AirPodsにはあるんですよ…。
それが、
なんか、音がボソボソしてて、聴いててツマンナイ…
ということなんです汗。
もっというと、
iPhoneやMacにAirPodsを繋ぐと、音がひどい!
そして…衝撃の事実。
アップル製品なのに、なぜかAndroidスマホにペアリングさせた時の方が音が断然いい!!
AndroidスマホでAirPodsを使うと、音が有線ヘッドホンか??っていうくらい、超鮮明でイキイキした感じになるんですよ…。
は?そんなワケないだろう…?
ナニイッテンダコイツw
と、言いたくなる気持ちはすご〜くわかるんですが、これ、割とマジなんです。
そして、ちゃんと理由・根拠もあるんです。
今、これをお読みのあなたの手元にもしもアンドロイド端末があるなら、ぜひ一度ダマされたと思って、ペアリングして音楽を再生してみてください。
ええ〜〜??確かにこっちの方が遥かに音がクリアじゃんか!?
全然ちがってワロタww
と、ビビると思いますよ。
細かくいうと、Android端末の中でも
・音がいいスマホ
・悪いスマホ
もありますので、その辺りも踏まえて、ちょっと語りますね。
AirPodsで超いい音を出したい人には必見の内容です。
悲報:AirPodsをiPhoneで聴いている人はかなり損してます
まずはもったいぶらずに、結論を。
AirPodsのポテンシャルを最大限に生かすなら、
iPhoneじゃなくてアンドロイドスマホを使え!
ということになります。
ちょっと細かくいうと、
AirPodsの本当のポテンシャルを引き出したいなら、Qualcomm社製Snapdragonチップが搭載されているAndroidスマホに接続する
ということ。
iPhoneやMacでは、正直AirPodsの魅力がかなり損なわれていて残念なんです…。
なぜか?
その理由を一言で言うと、
AppleのBluetooth技術よりもQualcommの無線技術の方が優れているから
という単純な話なんです。
AppleデバイスのBluetooth音質は正直微妙
いや、Appleをディスっているんじゃないんですが…。
AirPodsシリーズは世紀の大発明ですし、音質も他のイヤホンに比べても格段に素晴らしいです。
ぼく自身、AirPodsを第一世代からずっと5年以上愛用しています。
PCは10年以上MacBook一筋(インテルマック〜最近M1に乗り換えました)
スマホもiPhone3GSから使っているアップル好き人間です。
と同時に、Androidスマホもここ数年使い込んでいます。
要するに、アップル製品もAndroidも両方、ひいき目線なしで見ているつもりです。
そこでホントに実感するのが、
AppleのBluetoothの音質はめちゃくちゃ残念だということ。
AirPodsというハードは素晴らしい出来なのですが、iPhoneやMacの送信側のどこかに「致命的なボトルネック」があるようなんです。
AirPodsをiPhoneに繋いでも、Mac(インテルでもM1でも)に繋いでも、ホント、ボソボソ・カサカサした残念な音になっちゃうんですよね…。
AirPodsなんて所詮お手軽な無線イヤホンだろ?
音質なんて悪いの、当たり前だろう?
俺は昔から知ってたぞ!だから使わん!
と、思っていた人も、ある意味正しいのです。
AirPodsとApple端末の組み合わせ…というか、アップルのパソコンやスマホ端末側のBluetooth性能が残念すぎるので、他のメーカーの無線イヤホンを繋いだところで一緒。
上流の音自体が悪いので、どう転んでもいい音は出ないんですよね…。
一流の寿司職人(AirPods)がいるのに、肝心の魚の鮮度(iPhoneやMacの送信側の音質)が超悪いみたいな感じです。
Androidスマホの音質がiPhoneよりもいい理由
そこで登場するのが、Qualcommという会社です。
このQualcomm、じつは今、めちゃくちゃBluetoothの音質や、遅延解消技術、安定性などに社運をかけてと言っていいほどのレベルで取り組んでいるんです。
Apt-Xという高音質のコーデックを開発したのも、他ではないQualcommです。
最近は、Qualcomm Snapdragon Soundという、次世代のBluetooth体験をパッケージ化したソリューションを展開して話題をよんでいます。
参考:クアルコム「Snapdragon Sound」でユーザー体験はどう変わる? 発表詳細を読み解く
なんかゴチャゴチャ言ってしまいましたが、ようするに、
Bluetoothの技術は、AppleよりもQualcommのほうが得意
という事実があるんです。
どのAndroidスマホが音がいいの?
Qualcommの方がBluetoothの音質に関してはアップルよりも優れているなら、Qualcomm社製のチップが積まれている端末で聞けばよくね?
という話。
そこで登場するのが、
Androidスマホ
なんです。
Androidスマホの多くには、クアルコム社製のSoCチップ(iPhoneでいうところのA15とかとそういうヤツ)が搭載されています。
これにAirPodsを繋ぐのです。
そうすると、マジで化けます。
繰り返しますが、AirPodsはハードとしては本当に素晴らしいです。
なので、ちゃんと上流の音がよければ、めちゃくちゃ良い音を出してくれます。
HUAWEIは避ける
注意点としては、
Androidスマホの中でも、クアルコム社製のチップではないものもある
ということ。
とくにHUAWEIのスマホは「KIRINチップ」という独自のSoCチップを使っているので、避けてください。
※ぼくも昔HUAWEIのスマホを使っていましたが、音悪かったです。
あと、格安Androidスマホの中には「MediaTEK」というチップを使っている端末もけっこうありますので、これも避けてください。
必ずQualcomm社のチップが入っているAndroidスマホを選んでください。
Snapdragon800番台か700番台がおすすめ
Qualcommのチップは、「Snapdragon/スナップドラゴン」というシリーズ名です。
この記事を書いている2021年現在は、Snapdragon888という型番が一番最新で最強。
Snapdragon888は、次世代のSnapdragon Soundという規格にもいち早く対応しているので、値段は高いですが、一番おすすめです。
Bluetoothなのにまさかの最高96kHz/24bit対応。
Snapdragon888にはハイレゾ転送専用のトランスミッターも組み込まれていて、SoCチップ内に統合されています。
Snapdragon888を搭載していて価格もそこそこ安いスマホだと、現時点ではシャオミのXiaomi 11 T Proあたりですね。
6円台で購入可能↓
Snapdragonの700シリーズもいいですよ。
ぼくはGoogleのPixel4aというスマホを使っていますが、こちらはSnapdragon730Gというチップですが、抜群に音がいいです。
4万円台〜メルカリなどで買えば2万円台で買えたりしますので、お試しに最適。
まとめ:試した人だけが幸せになれます
はい、というわけで今回は
AirPodsはApple製品に繋ぐな!?Androidスマホで聴く方が音がいいという衝撃の事実が判明
というテーマで話してみました。
いや〜…。
こういう使い方している人はほとんどいないと思うのですが、一度騙されたと思って試してみると、AirPodsの本当のポテンシャルにびっくりすると思いますよ。
音がイキイキと蘇るとはこのことか…と感動すること必須。
・AirPodsのハード面の素晴らしさ
・Qualcomm社のBluetooth技術
これら2つのいい点を両方生かすことができる方法です。
音楽ソースは断然アマゾンミュージック推しです。
なんたってFLAC形式ですからね〜。
Appleは最近、カメラ性能とかにリソースを割きすぎているように思えますね…。
正直、Apple Musicも使いにくいですし、空間オーディオとかもすごく子供ダマシ的ですし…汗。
なんかサウンド関連はAirPods以外、停滞しちゃっているように見受けられます。
それもこれも、Bluetoothの音質改善を怠ってしまっているという致命的なボトルネックが原因なんじゃないかなと思うこの頃です。
HomePod然り、Apple Music然りイマイチシェアをとれてない感じですし。
参考:3割以上が定額制音楽配信サービス利用、有料会員2割 利用者数と満足度でサービスに違い/ICT総研調査
余談:AppleもAirPlay2で次世代のコーデックを開発中
アップルが本気でBluetoothの音質改善に取り組んでくれたら、すごいことになりそうなんだけどなぁ。
なんか調べてみると、BluetoothではなくてWiFiの技術(AirPlay2)を使って次世代のハイレゾ相当のコーデックを開発しているという情報もあるので、その辺に期待ですね!
参考:AirPodsシリーズ、新コーデックで将来的にロスレスオーディオに対応?Jon Prosser氏が伝える
この技術がAirPodsシリーズに採用されたら、無線イヤホンに新たな革命が起きるかもしれません。
Bluetoothオーディオ自体が過去のものになるかも??
いつになるのやら…。
それまでは、クアルコム搭載Androidスマホで快適に音楽ライフを楽しみたいと思います!
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