どうも、ヘッドホンオタクブロガーのてつです。
いや〜…ついに買ってしまいました…。
オーディオテクニカのATH-DSR9 BT。
世界初のフルデジタル駆動のBluetooth対応ワイヤレスヘッドホンです。
ATH-DSR9 BTを買ったのでレビュー
これは控えめに言って、ヤバイww
音質がマジで神掛かっておりますな…。
いままで聴いてきた音楽が、すりガラス越しにみている景色だったとしたら、このATH-DSR9 BTで聴く音楽は、窓を全開にしちゃったレベル。
めっちゃ細かい音まで手に取るようにわかります。
というか、ヘッドホンをつけてることすら忘れて、その場にいるかのよう…。
一つ一つの楽器の鳴り、ボーカルの息づかい、抑揚、バックコーラスの表情までもが、マジでハッキリくっきりと目の前で展開されるのには、ただただ驚愕…。
完全に無色透明のピュアサウンドをついにゲットできたので、思わず部屋で一人でガッツポーズしました。
フルデジタル駆動ってどういう仕組み?
とはいえ、
ヘッドホンやイヤホンに詳しい方でもきっと、ほとんどの方が
「ん??フルデジタルのヘッドホンって、どういうこと??」
と思うはず。
ATH-DSR9 BTは「デジタル信号のまま、振動板を揺らして音にしてしまう」という画期的なシステム『D-NOTE』が採用されているんです。
画像引用元:Trigence公式
通常のイヤホンやヘッドホン、そしてスピーカーなど、世の中に存在する99・9%のオーディオ機器は、デジタル信号が一度アナログ信号に変換されたのち、振動板を揺らして音にしています。
それらは、その構造上、どうしてもCDやパソコン、スマホやDAPなどのデジタルデータをアナログ信号に変える必要があり、そこで音が劣化してしまう可能性があるのです。
画像引用元:ATH-DSR9BT|ヘッドホン|株式会社オーディオテクニカ
ところが、このATH-DSR9 BTは、ヘッドホンの振動板をデジタルデータのまま振動させて音にするので、アナログ変換する際の音の変質や劣化のリスクがないのです。
D/Aコンバーターという工程を完全に排除してしまったというわけです。
めっちゃ斬新すぎる発想ですね。
この『DNote』という技術は、秋葉原にあるベンチャー企業の「Trigence」というベンチャー企業が開発したみたいですね。
このDNoteの技術を使ったヘッドホンやスピーカーは、昔からちょくちょく作られてはいた(ATH-DN1000USBなど)ようなのですが、今回のオーディオテクニカのATH-DSR9 BTは、Bluetoothの高音質コーデックであるAptX-HD®︎にも対応していて、スマホでも超手軽にフルデジタルのクリアなサウンドを楽しめるという点が革新的。

aptX,aptX-HD,AACなど、LDAC以外の一通りのコーデックに対応。LDACはライバルのソニー発だから、オーテクの製品には流石に付かないか…。
しかも、先代のATH-DN1000USBから音質にも磨きがいっそう掛かっていて、『True MotionD/A Driver』という、ダイヤモンド並みに硬度の高い素材をドライバーに使用していたりもします。
※DLC(Diamond Like Carbon)コーティング
音質:有名モニターヘッドホンも裸足で逃げ出す異次元の解像度だった…
そんな感じで、マニア心を超絶にくすぐる逸品なのですが、
さて、どんなに御託を並べ立てたとしても、肝心の出音がよくなければ意味がありませんよね?
さっそく、鳴らしてみた感想を言いますが…。
コレ、マジで今までのヘッドホン・イヤホンの概念が吹っ飛ばされるレベルで異次元のサウンドです…。
D/Aコンバーターがないおかげなのでしょう、すっごく音がクリア。
とにかく、クリア。
パンツ全部脱いじゃったレベルで、音源のあんなところやそんなところが、素っ裸w
一切の味付けのない、まるでレコーディングスタジオやマスタリングスタジオで聞いているかのような、混じりっけない、ピュアなオーディオ空間が目の前に広がります。
「おいおい…この解像感は、もはやチートレベルだろ…汗」
と、脱帽しました。
ぼくも一応、解像度の高さで有名な高級イヤホンやヘッドホンをたくさん収集してきています。
一例をあげると、
- SONY MDR900ST
- Etymotic Research ER4SR
- SHURE SRH-940
- AKG K240 MK2
など、いわゆるモニター系のヘッドホン・イヤホンはかなり試しております。
ですが…
ですが…汗。
ATH-DSR9 BTは、それらの解像度・バランスを圧倒的に凌駕してしまうレベルで、高音質です。
発売は2016年くらいだったんですね…。
ぼくが購入したのは、2020年なので、4年ほど、こんな素晴らしい革新的なヘッドホンを見落として過ごしていた自分が残念すぎですね。
「もっと早く出会いたかったッ…!」
そう思わせてくれること必須の、超絶に素晴らしい逸品。
まだ試してみたことがないあなたは、絶対に一度、家電量販店やオーディオショップで視聴してみるべきです。
目からウロコというか、耳から完全にベールが10枚くらい削ぎ落とされる感覚になること間違いなしですぞ。
大きめのヨドバシカメラなどで試聴できるよ
ちなみにビックカメラとヨドバシカメラのヘッドホンコーナーに試聴機が置いてありました。
ぼくは電気屋さんのヘッドホンコーナーを徘徊して新製品とかを試聴するのが趣味なのですが、そこで何気なくATH-DSR9 BTと出会い、一瞬で虜になって、即購入を決めたのでした。
※アマゾンで中古品が安かったので、中古を買いましたけどね…汗。
だって新品だと5万円以上するんですもん…。
中古だと、だいたい2万5千円〜3万円くらいの相場でコンディションが良さげなものを手に入れられますぞ。
ぼくも、かなり状態のいい個体を27800円でゲットすることができました。
アマゾンだと、新品でも39800円くらいで買えますね。
ビックカメラなどでも、アマゾンの価格を見せて値引き交渉すれば対応してくれるでしょうね。
というか、いまアマゾンで確認したら、さらに安くなっていて3万5千円くらいになってる…。
これなら新品で買ったほうがよかったかもな…。
USB接続するとさらに神の領域に…。ハイレゾも対応
さてさて、このATH-DSR9 BT。
スマホなどとBluetooth接続して、AptX-HDのコーデックで聴いても十分すぎるほど素晴らしいのですが…。
きわめつけは、『USB接続モード』です。
これが、マジでトラウマになるレベルで出音が異次元に良いです。
パソコンのUSBに挿すと、デジタルデータ(ハイレゾ音源ももちろんOK)がそのままヘッドホンの振動板まで一切の劣化がなく届くので、バカみたいに音が明瞭になります。
笑えるレベルで解像度が高いすぎなので、ピュアオーディオ好きな人にこそ味わってほしいですね。
ちなみに、コイツには、弟分のATH-DSR7 BTというヘッドホンも存在しており、そちらも同じようにフルデジタル駆動です。
DSR7とDSR9の違いは、ボイスコイルの数の多さのようです。
DSR7はボイスコイルの数を少なくしてコストダウンしているとのこと。
じつはDSR7も買う予定なので(というかすでに買ったので到着待ち笑)、届いたら聴き比べしてまたレビューしますね。
ヤフオクでかなり安く出ていたので、思わず入札しちゃいましたw
というわけで、
あまりにもこのDnoteのフルデジタル駆動ヘッドホンの魅力に取り憑かれてしまった、2020年の夏なのでした〜。
あなたも一刻も早くこのATH-DSR9 BTを手に入れて、至福のオーディオライフを手に入れましょう。
この音質が3万円ちょいでゲットできて、一度買えば毎日好きなだけ楽しめるのですから、間違いなく最強にお得な投資ですぞ。
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