いや〜…ついにAKG K701を買ってしまいました!
AKGのヘッドホンは好きでいろいろK240など買っていたのですが、結局ド定番のK701にも手を出してしまう始末…汗w
音をしばらく聞いてみて思うことは、

やはり往年の名機の実力はハンパないな…!
めちゃくちゃ新次元のサウンドを味わえる!
ということ。
ぼくのAKG遍歴は↓
- K240Studio
- K240MK2
- K242HD
- K271MK2
- K272HD
- K612PRO
- K701(NEW!)
という感じで、もはやコレクターというレベルでAKGのヘッドホン好きでございます。
20年続く「名機」の称号は伊達ではなかった
その中でも今回買ったK701は、さすがの一言。
とにかく、
・透明感
・音のバランス
・解像度
の3点がスンバラシイ。
透明感に関しては、お気に入りのK242HDもかなり良いので、K701と互角レベルですが、
K701の方がレンジ・音場が広大で、下から上まで音に包まれているような「体験」ができるんです。
横の広がり感もあるので、ホントに「音に包まれる」という表現がぴったり。

K242HDもお気に入り
K612PROも持っているので、聴き比べておりますが、K612は中音域よりのカマボコっぽい鳴り方で、高音域がカサッとした質感があるのですが、K701に関しては、カサつき感は気にならず、クリスタルクリア。

K612PROはカサカサした音質がマイナス要素
特に中音域〜高域にかけての描写力がえぐい。
シンバルやリバーブの減衰していく様子など、手持ちのAKGのどのヘッドホンよりも鮮明に聴かせてくれます。
声などの中音域の音の立ち上がりもしっかり捉えてくれるので、アーティストの息づかい、ブレス、手に取るように、顕微鏡で拡大したように、わかります。

AKGのヘッドホンはK701とK242HDが特にクリア
AKGヘッドホンはホントいろいろ買い漁ってきましたが、
現状、K701が優勝ですね。
その次に来るのが、K242HD。
K242HDは、ドライバーがK701よりも一回り小さいので、高音域のシンバルや金管楽器などの音色には強い。金属的な音に関しては、正直K701よりもリアルに聴かせてくれるので、こちらも名機ですね。

音楽を体験として、じっくり包まれたいときはK701
高音域のチェックを兼ねて一歩引いた音場でモニタリングしたい場合はK242HD
という感じで使い分けができそうです。
通称「澪ホン」の見た目はちょっと気になるw
アニメけいおんのキャラが使用していたことで通称「澪ホン」と呼ばれ、K701をしていると澪ちゃん好きの人なのかな…と思われそうなのがちょっと恥ずかしいですが、
このK701はオープン型のヘッドホンなので、別に外で使うわけでもなし。
なので見た目に関しては、人目は気にせずに行きましょうw

というか、澪ホンでけいおん!聞けばいいと思うよ。。
K701のデメリットは2つ
K701のデメリットは…。
音はほとんど完璧に近いのであまり不満点はないのですが、
強いてあげるならば
・DAC(ヘッドホンアンプ)によってめちゃくちゃ音が変わる
・長時間つけていると頭頂部が痛くなってくる
の2点でしょうか。
DAC(ヘッドホンアンプ)によってめちゃくちゃ音が変わる
これはK701の描写力が高いということの裏返しなので、デメリットというよりは、むしろメリットとも言えると思いますが…。
上流、つまり音源ソースやDAC、ヘッドホンアンプをめちゃくちゃ選びます。
上流の環境が悪いと、その悪い点をそのまま表現しちゃいます。
ボソボソのヘッドホンアンプで聞くと、そのまんまボソボソ感を全開で押し出してくれます笑
スマホ直差しだと、酷くて聞いてられません。
ある意味、空気を読まない澪ちゃんのキャラそのもの…ww

アニメ好きなのがバレたな!
逆にいうと、オーディオ機器のチェック用にかなり使えるということ。
DACの選定って、K701を買うまでは気分であれこれ決めておりましたが、K701で聞くと、「ああ、このDACはイマイチ、お、これはいいぞ…」という感じで、優劣がハッキリわかりますね。
まさにリファレンスモデル。
自宅のオーディオ環境のチェックにピッタリです。

よいDACと組み合わせると、絶賛されている意味がわかる
ちなみに、ぼくは小型のUSB DACをいっぱい持っているのですが、その中でも旭化成のDACチップAK4490を搭載しているDC02が一番K701にしっくりハマりました。

手持ちのDACの中でもAK4490搭載のDC02がK701とばっちりハマった。
K701を通すことによって、AK4490のいわゆるベルベットサウンドの音のキレイさを再確認。
K701と旭化成のDACチップという組み合わせ、ホントにおすすめです。
音がシルクのように繊細に、そして顕微鏡で見ているかのように立ち上がりから減衰まで、丸わかり。
滑らかで、刺さらないけどキレイにシャンパンの泡のようにスパークするように伸びてくれる高音域をデリシャスに味わうことができます。

K701とAKチップのコンビはオーディオ天国感があるな!

DC02は生産終了してるので、今だとLOXJIE D20とかですかね。
音源ソースの良し悪しも丸わかり
音源ソースはApple Musicのロスレスがおすすめ。
ハイレゾサブスクは色々試しましたが、アップルのロスレスが一番クセがなくてクオリティが高いと思います。
アマゾンのハイレゾも30日間無料で試せるので、一度は聞いてみるべき↓
ただ、少しジャリッとしたクセがある気がします↓
デメリット②長時間つけていると頭頂部が痛くなってくる
K701の装着感に関しては、正直ちょっと不満。
というのも、頭頂部の本革性のヘッドバンドが結構圧迫してくるので、痛くなるんですよね。
側圧に関しては、他のAKGヘッドホンと同じくらいなので、まだ大丈夫なのですが、頭頂部が痛い。
音がいいので、ついつい長時間つけているのですが、禿げそうで怖い笑
K701はしばらく(数ヶ月〜数年?)使い込んでいると長さ調節用のゴムバンドが緩んできて、だんだん痛くなくなってくるらしいです。
なので、それまで我慢するしかないですかね汗
それか、ヘッドバンドの裏に靴のかかと用とかの低反発の薄いシートでも貼ったらいいかもですね。
まとめ:芸術品です、もはや
はい、というわけで今回は
AKG K701を買ったのでレビュー!
という記事でございました。
いや、これはやはり名機と呼ばれ続けることはありますね。
「ヘッドホン界の至高」とまで言われることもあるK701。
買って使ってみて、その良さがわかりました。
今まで、お店の試聴機では、聞いたことがあったのですが、その時はスマホ直差しや、DACも微妙なモノでした。店内もうるさい環境でしたし。
お店で聞いた時は、

まぁクリアな音だけど、なんか普通すぎてよくわからん…
と思ってスルーしてしまっていたのですが、
家でじっくり環境を整えてあげると、ぶったまげるほどの実力を披露してくれました。
もっと早く買えばよかった!
あ、ちなみに変換アダプタには、FURUTECHのF35という1400円くらいのちょいお高めのプラグを使っております。音もクリアですし、おすすめです。

今回買ったもの↓
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