どうも、香水マニアブロガーのてつです。
今回はイヴ・サンローランのロム(L’Homme)をレビューします。
かなりスッキリ爽やか系のメンズ香水です。
第一印象は、シャネルのエゴイストプラチナム(通称エゴプラ)に似てるな〜。と思いました。
ジンジャー(生姜)の香りを大々的に取り入れたシャキッとしたスパイシーな香りとスミレのフローラルさが調和して、春夏にかなり使いやすいですね。
香り自体薄めなんだけど、けっこう持続力はあるので、
ほのかにじっくり長時間香ってくれるという点が優秀。
かなりセクシーで洗練された香りですね。
女性ウケも抜群だと思いますぞ。
というわけで詳しく香りの構成・おすすめの年齢層・TPOなど見ていきましょう。
Yves Saint Laurent L’Hommeの基本情報
まずはL’Hommeの基本情報を。
ブランド:Yves Saint Laurent
正式名称:L’Homme
イヴ・サンローラン ロムと読みます。
L’Hommeはフランス語で「男性」という意味ですね。
イヴ・サンローランのメンズ香水は他にも色々ありますが、その中でも「ロム」と名付けられたこの香水は、基本中の基本の一本というメンズラインの中心的な立ち位置です。
発売年:2006年
調香師:
Anne Flipo,Dominique Ropion,Juliette Karagueuzoglou,Pierre Wargnye
4人もの調香師が関わっている珍しい香水です。
Dominique Ropionは巨匠ですね。バーバリーのロンドンやディオールのDUNE、高級香水ブランドのフレデリックマルのPortrait of a Ladyなど、ヒット作多数。
持続性:うっすら長く香る
このロムの特徴は、香り自体は薄めなんだけど、それがじわ〜っと長時間続く
という点。
多くの香水って、つけ始めにバーっと強烈に香って、すぐに香りが弱くなってしまうパターンが多いのですが、このロムは
つけ始めのインパクトは薄めなんだけど、しぶとく長時間地味〜に香りを放出し続けてくれます。
ほんとこういう香り方は珍しいです。
濃度はオーデトワレなので、5〜6時間香りを楽しめます。
価格:少し高め
ブランド香水の中では少し高めの価格設定。
実売価格は
60mlで約9千円
100mlで約1万4千円ほど
ロムの香りの構成
イヴ・サンローランロムの香りの構成は以下の通り。
Ginger
Bergamot
Lemon
Spices
Violet Leaf
White Pepper
Basil
Tonka Bean
Cedar
Tahitian Vetiver
個人的に印象が強い香りを赤太字にしています。
生姜の香りの香水??何それ?
という感じに思うかも知れませんが、じっさいに嗅いでみればわかります笑
すりおろした生姜のキリッとしたスパイシーな爽やかさ
その奥で主張するスミレのフローラルな香り
そしてトンカビーンの絶妙な甘さ
この3つがロムのメインアコードかな〜と思います。
けっこうフローラル感が強めなので、女性用香水って言われても全然納得するくらいユニセックスですね。
イヴ・サンローラン氏自体ゲイでしたし、このブランドの香水は往年のJAZZ然り、どことなく中性的な香りかもです。
かなり華があってセクシーで中性的。
メロンみたいな甘さはトンカビーンかな…スパイシーさ、フローラルの優しさ、甘さ…の3点バランスがかなりレベル高いですね。
日常使いしやすいスッキリさと、芸術的に主張してくる「作品」としての香水が高次元でまとめられています。
香水を単なるエチケットではなく、自己表現の手段としてファッションに取り入れたい人にかなりおすすめです。
個性が強い香水は「香害」になりやすいものが多いですが、このロムはあくまでもスッキリとしていて香りの拡散は穏やか。
それなのに、ふとした時にハッとするようななんとも表現し難いアーティスティックな香りが立ち昇り現れます。
これにクラッとしてしまう女性も多いのではないでしょうか。
シャネルのエゴプラに似てる?エゴプラよりも使いやすい
ロムを最初デパートの香水売り場のムエット(テスターの紙)で嗅がせてもらった時は、
お、シャネルのエゴプラみたいだな〜
と第一印象で思いました。
・軽やかだけど、奥に重厚感もある
・メロンっぽい独特の甘さ
という点がエゴプラに似ていますね。
ボトルのデザインもシルバーのフタ+透明のガラス+中身の液体はうっすら黄緑という感じで、どことなく似てますしね。
イヴ・サンローラン的にも「あのヒット作エゴプラを越えてやろう!」と少し意識しているのかも知れません笑
個人的にはエゴプラのつけ始めの香りは好きなのですが、肌に乗せると途端に石油臭くなってしまうのが苦手でした。
ですが、ロムなら肌ノリがかなりよく、汗や皮脂と混じってもエゴプラのように変な石油っぽさがあまりでない(うっすら感じはするが許容範囲内)ので、ロムの方がぼくの肌には合っているみたいです。
おすすめの年齢層・TPO
ロムが似合いそうなのは、
年齢層:20代中盤〜
TPO:オフィス・休日・デートなど万能(フローラル系の香りが強めなので、食事の前などはつけ過ぎ注意)
季節:春夏がベストだがオールシーズンいける
時間帯:昼でも夜でも
学生というよりは、かなり大人っぽい香りなので、ある程度仕事して経済力もある男性の方が似合いそうです。
スーツなどに合わせたら、かなりセクシーだと思います。
休日のカジュアルでラフな服装でも、この香りを纏うことで一気にオシャレで知的な雰囲気を演出できるでしょう。
まとめ:使いやすいだけの香水じゃ満足できない!あなたへおすすめ
はい、というわけで今回は
イヴ・サンローラン ロムをレビューしてみました。
・仕事でもオフでも日常使いしやすいスッキリ系香水が欲しい
・でもさわやかなだけの単調な香りはつまらない。一捻り欲しい。
という男性にかなりおすすめです。
ぜひ手に入れてみてください。
ボトルデザインも秀逸ですよ。
ゴロンっとした6角形のデカいフタがずっしり重くて、(ムダなw)重厚感がかっこいいです。
部屋に置いておくだけでもインテリアとしてグッドですぞ。
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