どうも、香水マニアブロガーのてつです。
今回はラルフローレンの名作「サファリフォーメン/Safari for men」をレビューしていきます。
サファリという名前からもわかるように、オトコの冒険心をくすぐるフロンティア精神溢れる香り。
この香りを言葉で表現するのはかなりむずかしいのですが…
革ジャンで自由気ままに世界中を飛び回るオトコの香り…
パリッとしたスーツに身を包み、今日も未開の地へ海外出張…ワイルドさと知性を兼ね備えたデキるビジネスマン…
そんな印象ですかね…。
発売が90年代初頭なので、その頃のイケてる男性像を具現化したような香り。
30〜40代以降の外人さんがよく着けているような香りです。
日本人男性ではあまり愛用者は少ないイメージ。
海外旅行に行くと、空港とかでこの香りの男性にひんぱんに遭遇しますね。
サファリフォーメンは古き良きフロンティアスピリットを具現化したような香り
香りの構成としては、
サンダルウッドやシナモンなどのエキゾチックな香料がメイン。
レザーの香りも強めなので、革ジャンスタイルのワイルドな男性を想起させます。
ただ、サファリフォーメンの面白いところは、
ラベンダーやジャスミン、ローズなどのお花系の香りも強めな点。
トップノートは石けんのシャボン感や柑橘系のフレッシュさも感じられます。
甘さとスパイシさーとフローラルが混じり合って、かなり「掴み所のない香り」です。
香水の全ての要素がちょっとずつバランス良く混じり合っているという感じ。
その中でも、サンダルウッドとシナモン、レザーなどが全体の印象を牽引しています。
コリアンダーのスパイシーさも感じられます。
シャネルのエゴイストに似ている
似ている香水の筆頭はシャネルのエゴイストですね。
※エゴプラの方ではなく「EGOISTE」の方です。
シナモンxコリアンダーxローズという構成がかなり似ています。
エゴイストの方がクセがダントツで強めですけどね…w
お線香っぽさ強めなので、日本人的にはちとキツイ
ぼくはサンダルウッド(お香の香り:白檀)を使っている香水がちと苦手気味なので、残念ながらサファリフォーメンはあまり好みではないですかね…。
お香っぽい香りが好きで、男性的なマッチョでハードボイルドな印象の香水を探している人にはビビッとくるものがあると思います。
名前もかっこいいですよね、サファリって。
ボトルデザインもクラシカルで硬派なイメージ。
というわけで、さらに詳しく見ていきましょう。
Ralph Lauren Safari for menの基本情報
ブランド:ラルフローレン/Ralph Lauren
名前:Safari for men
発売年:1992
ボトルデザインがかなりクラシカルなので、80年代の香水かな〜と思ったのですが、1992年と意外に90年代なんですね。
調香師:不明
調香師の情報は見当たりませんでした。
濃度:オードトワレ
持続時間:普通レベル(5〜6時間)
性別:男性用
おすすめのシーン:ビジネス、休日など幅広く対応
季節:基本的にオールシーズンいける香りだが、少し重めなので真夏につけすぎるとしつこくなるかも。
価格:
75mlボトルで6〜7千円
125mlボトルで8千円ほど
香りの構成
Safari for menの香りの構成を詳しく見ていきましょう。
Lavender
Bergamot
Aldehydes
Coriander
Green Notes
Artemisia
Neroli
Lemon
Carnation
Tarragon
Cinnamon
Jasmine
Rose
Cyclamen
Leather
Oakmoss
Sandalwood
Patchouli
Musk
Cedar
Amber
個人的に強く感じる香りを赤太字にしてみました。
その中でもとくにシナモンとレザー、サンダルウッドが強烈。
サンダルウッドはいわゆるお香の香りなので、日本人的には「お線香」臭く感じてしまいます…。
海外のメンズフレグランスって、かなりの確率でサンダルウッドをベースノートに使っています。
外国人からしたら、サンダルウッドは「オリエンタル」でエキゾチックで新鮮なんでしょうね。
高温多湿の日本の環境だと、どうしても線香臭くなってしまうのが残念。
TPOや年齢層など
パリッとしたスーツに合わせれば、デキるビジネスマンという感じですし、
ラフな格好に合わせれば休日のアクティビティにもハマります。
年齢は20代後半〜30代以降〜かなというイメージ。
10代〜20代前半の若者がコレを着けていたら、ちょっと背伸び感が出てしまうかもしれません。
うまく纏えば、大人っぽい印象を作れるとは思いますが、良くも悪くも「おじさんっぽい香り」なので上級者向けですね。
まとめ:90年代ロマンあふれる「旅」がテーマの香水「Safari for men」
はい、というわけで今回は
ラルフローレンの人気香水「Safari for men」をレビューしてみました。
古き良き時代を感じさせる90年初頭の傑作なのですが、個人的にはかなり使いにくいなと感じてしまいます。
イメージ的には、
・海外出張しまくりのハイスペビジネスマン
or
・革ジャン羽織って自由気ままに世界中を飛び回る、職業年齢不詳のミステリアスな遊び人
って感じですねw
ハーレーにまたがって旅してるような、そんなハードボイルドさを感じさせる逸品です。
冒険心を失わず、いつまでも我が道をゆくオトコたちの良き相棒になってくれるでしょう。
シャネルのエゴイストの方はサンダルウッド感がもっとナチュラルなので、サファリが好きだけどお香っぽいのが苦手…という人はエゴイストの方もチェックしてみることをおすすめします。
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