どうも、香水マニアブロガーのてつです。
今回はCHANELのスポーツ香水「ALLURE HOMME SPORT/アリュールオムスポーツ」をレビューします。
スポーツタイプの香水なので、重すぎず、かなり爽やかで使いやすいです。
アクティブな休日はもちろん、オフィス・ビジネスシーンでも嫌味なく使える万能選手。
ワタクシ、シャネルのメンズ香水はほとんど持っているor過去に試していますが、その中でもALLURE HOMME SPORTが一番使いやすくて気に入っております。
・万人ウケ抜群
・でもあまり人と被りたくない
・複雑な香りも楽しみたい
・スポーティーだけど、同時にオフィスでも付けられるような高級感も欲しい
というニーズにピッタリ。
爽やかで使いやすいスポーツ香水なのに、単純ではなく、一捻りあってエレガント…
それがまさにALLURE HOMME SPORT。
さすがCHANELという完成度です。
イメージ的には、リッチなビジネスマンが休日にテニスしてる風景がピッタリです笑
とはいえ、使う上でちょっとデメリットもあります。
というわけで、香りの構成や持続時間、おすすめの付け方など詳しくレビューしていきましょう。
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CHANELのスポーツ香水 ALLURE HOMME SPORTのレビュー

フタのデザインがいかにもシャネルって感じで好きです。
まずは基本情報を↓
【ALLURE HOMME SPORT】
発売:2004年
ヒット作「アリュールオム」のスポーツバージョンとして登場。
アリュールオムの重厚感を少し取り除いて、フレッシュな印象に仕上げた逸品。
調香師:
Jacques Polge(シャネルのお抱え調香師。大定番のエゴイストプラチナム(エゴプラ)やアリュールシリーズなどを手掛ける。メンズラインだけではなくレディースのラインもほとんどがこの人の作品)
香りの構成
Orange
Sea Notes
Aldehydes
Blood Mandarin
Pepper
Neroli
Cedar
Tonka Bean
Vanilla
White Musk
Amber
Vetiver
Elemi resin
スポーツ系の香水にしては、かなり複雑で凝った構成。
系統としては、ポロスポーツなどに近いマリンシトラス系。
トップ
吹き付けるとまず感じるのは、
潮風のようなシーノートやミント、オレンジの果実のフレッシュさ、ミカンの皮のようなビターさ、胡椒のキリッと感。
かなり清涼感のあるオープニング。
石けんのような、ベビーパウダーのような粉っぽい香りも強め。
ただ、その奥にはしっかりとアンバーやバニラの甘さ、熟したプラムのような濃厚な「ナニカ」が感じられるのが、さすがシャネル。
ただ単に爽やかなだけの香水は星の数ほどあれど、シャネルのスポーツラインは、強烈な個性をまとっている。
基本的には、すごく爽やかなんだけど、ハッとさせられるようなミステリアスで繊細なコンポジション。
万人ウケするフレッシュな香りなんだけど、独創的でエレガント。
この辺のセクシーさの表現は、ハイブランドとしての格すら感じさせる。
トップノートの香りの爽やかさ度は間違いなくシャネルのメンズ香水ナンバーワン。
トップノートの香りはニコスのスカルプチャーオムに似てますね。
ミドル
付けてから30分〜1時間ほど経つと、香りが落ち着いてきて角が取れてくる。
肌につけた場合、バニラやムスクが強く残る。
服などの布地につけた場合、まだまだ時間が経ってもトップノートの石けんのようなパウダー感を楽しめる。
肌につけると、少しバランスが崩れてエグみが出てしまうのはちょい残念。
とはいえ、他のシャネルのメンズ香水よりは肌馴染みが抜群にいい。
エゴプラは肌につけると石油みたいなエグみがかなり強めに出てしまうが、ALLURE HOMME SPORTの場合、そこまで石油っぽさは目立たない。(が、少し気になる)
ラスト以降
バニラやムスクが薄れつつ、瓜系のスイカのようなメロンのような独特の水っぽさが続いていく。
この瓜っぽさは好みが分かれそう。
個人的には嫌いじゃないけど、別に好きでもないような、よくわからないラスト。
ムスクがドライ過ぎて、線香を焚いた部屋みたいな変な香りになってしまうのも残念。
特に、肌に直接つけた場合、ラストになる頃にはかなりバランスが崩れてしまう。
布につけた場合は、トップのパウダリックなキリッと感が5時間くらいしてもまだ感じられて非常にバランス良好。
香りの持続性
肌につけた場合
香りの持続性は肌につけると飛びやすく、3時間ほどでほとんど消えてしまう。
布につけた場合
布につけた場合、かなり持ちがよくなり、5〜6時間ほどはキレイに香ってくれる。
12時間後でもほのかに香る。
翌日でもうっすら香るほど。
シャネルの香水あるあるなのだが、肌に直接つけるよりもシャツなどの布につけた方が圧倒的にいい香りが長持ちする。
この辺が少し使いにくいと感じてしまうポイント。
これ一つで肌も布も全部OK…というわけにはいかない。
布につけるといい香りが長持ち
アウターやシャツなどにつけた時の香りの完成度はかなりのもの。
肌につけるようの別の香水とは別に、「服専用の香水」として持ち歩きたいくらい、布につけた時の香りがよく、しかもバランスが崩れずに長持ちしてくれる。
高温多湿の日本で、シャネルの香水を直接肌につけるのはかなり危険なので、基本的には布につけることをおすすめします。
もしかしたら肌のpH値とかに個人差があるせいかもしれないけど、ぼくの肌にはシャネルさんの香水は馴染んでくれないんだよなぁ…。。ここが本当に惜しいポイント。
まとめ:布専用香水として持ち歩きたいくらい優秀な香り
はい、というわけで今回は、
ALLURE HOMME SPORTのレビューでした。
この香りをさらに強くした別バージョンの「Allure Homme Sport Eau Extreme」というものもあります。
エクストリームバージョンです。
そちらはかなりバニラ系の甘〜い香りになっており、持続時間も強烈。今回のALLURE HOMME SPORTとはまた全然違ったタイプ。
海外ではエクストリーム版の方がかなり評判がいいですが、日本で使うなら、通常盤の方がクセがなくて使いやすいと思います。
とくに布につけた時の香りのバランス・持続性がとっても優秀なので、シャネルのメンズラインの中でも特にお気に入りの一つでございます。
エゴプラは布につけても途中から石油っぽいエグみが出てしまうのですが、ALLURE HOMME SPORTは、ずっと高級感がありつつフレッシュでいい香りが漂ってくれるので、重宝しますね。
シャツやアウターなど、布専用香水としてアトマイザーに入れて持ち歩きたい逸品です。
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