仕事選びに迷うと、必ず浮かぶのが「じぶんの好きなことを仕事にしよう!」ということ。
ただ、あなたが好きなことと、得意なことって、実は似ているようで、案外違かったりするんですよね。
今回は、好きなことと得意なことで、仕事にするなら「得意なこと」をした方がいいかもよ?ということを書いていきたいと思います。
好きなこと=仕事の適正ではないかも?
ぼくの場合で考えると、純粋に好きなことって、「音楽」なんですよね。
イタリアの音楽が人生の目的レベルで好きなのですが、果たしてそれを仕事にしたいかというとかならずしもそうでもないんです。
というよりは、ただ純粋にいい音楽を聴きながら、仲間と共有しながら楽しく暮らしたい。
そういう思いの方が強いんですね。
でも、好きだから、それを仕事にするという考えにあまりにもとらわれてしまうと、かなり大変な人生を歩むことになってしまう恐れがあるんです。
どういうことなのか、もう少し具体的に話していきましょう。
好きすぎるゆえに完璧主義になる
この場合、「好きなことを仕事にする」と考えて音楽なので、ミュージシャンだとしましょう。
よくあるパターンとして、好きすぎるが故に、完璧な作品を作り上げることに固執してしまうんですね。
また同時に完璧な作品を作っているという大義名分を得られるので、結果時間だけがどんどん流れてゆき、なにも生み出せずに、生み出したとしても、ともすれば独りよがりの作品が少しできるだけ、、というパターンにハマってしまう場合が多いのです。
ピカソは天才の条件を聞かれた際に「多作であること」と言ったそうです。
そう、この多作ということの中に、あなたやぼくの「単に好きなこと」ではなくて、あなたがすでに持っている資質、「得意なこと」を見つけ出すヒントがあるのです。
アウトプットが苦なくできることを見つけよう
得意なことというのは、あなたが普段無意識的についつい考えてしまうことや、してしまうことの中に見いだせることが多いでしょう。
簡単に、なんども、繰り返し、アウトプットしていける。
この「アウトプットが簡単に、大した苦もなくできる」ということが最大の武器になるのです。
「好き」と「カンタンにできる」の違い
またぼくの場合の話になってしまいますが、ぼくは音楽は好きなのですが、必ずしも音楽をアウトプット、要するに歌ったり楽器を演奏したりして外の世界に発信する行為は「簡単に苦もなく」という感覚ではないんですね。
もちろん歌うことも楽器を演奏することも大好きなのですが、毎日のようにアウトプット、つまりステージ立つとかは正直疲れてしまいそう。
反対にこうして文章を書いて、ブログを通してじぶんの価値観をネットを使って発信していくことは、「簡単に苦もなく」サクサクとできるのです。
多作だと短期間で成長できる
なので、ぼくにとっては現状で考えると、「アウトプットが簡単に苦もなくできる」のは音楽よりもブログなんですね。
そうすると毎日毎日発信して、たくさんのフィードバック(読んでくれた人の反応などですね)を得られるので、短期間でどんどん成長していけるのです。
得意なことをたくさん発信することでフィードバックを得て技術が磨かれていき、もっともっと得意になっていくという、成長スパイラルに入ることができるのです。
まとめ
好きなことを完璧に一人で作り込んでしまって、なんとなく停滞感を感じている人は、一度思い切ってそのことから離れてみることも考えてみてはいかがでしょうか?
たくさん発信できる、簡単に繰り返しできること。
または「すでにあなたが日常でクセのようにしている、考えていること」はありませんか?
この人、自分となんとなく似てるな〜という人はどんな仕事で成功していますか?
まずはなんでも手当たり次第に気になったことはすぐにやってみて、その中で「これならじぶんでもたくさん、簡単に繰り返しできるかも!?」と思えることがあれば、やがてそれがあなたの天職になる「タネ」かもしれませんよ。
では。
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