どうも、香水マニアブロガーのてつです。
ヴェルサーチェの人気香水ヴェルセンスをレビューします。
【ヴェルセンスの特徴】
・男女兼用でつかえる
・緑の草原のような爽やかな香り
・クセがなく万人ウケ◎
・香水の巨匠が作った香り
【気になる点】
・個性的・独創性を求める人には向かない?
という感じです。
アクアディパルマのベルガモットディカラブリアやロクシタンのエルバヴェールに似てますね。
ヴェルセンスは、香水マニアに密かな人気のある逸品です。
レモン・草原・かすかな甘み
これらがうまくバランスよく配合されていて、春〜夏シーズンにイヤミなくつかえる安心感のある香り。

左からヴェルセンス・ディランブルー・プールオム
ただ、欠点としては、
・あまりにも無難すぎて面白みに欠ける
・つけ始めのトップノートにはトイレの芳香剤っぽい安い香り感がある
という点でしょうか。
さっそくおすすめの付け方など、詳しくみていきましょう。
VERSACE ヴェルセンスの基本情報
ヴェルセンスの基本情報は以下の通り
正式名称:Versense
ブランド:Versace
性別:一応女性用だが、ユニセックス利用可能
香りのタイプ:ハーバル・シトラス・フローラル・ムスク
香りの持続性:☆☆3〜4時間
濃度:EDT(オードトワレ)
価格:30mlで約3,500円ほど
Versace Versense香りの特徴
トップノート:レモン・イチジクの葉・ベルガモット・洋梨・グリーンマンダリン
ミドルノート:海水仙(シーダフォディル)・カルダモン・ジャスミン
ベースノート:ムスク・サンダルウッド・シダーウッド・オリーブツリー
香りの変化
まずつけると目立つのが
レモンやベルガモット・オレンジなどの柑橘系。
イチジクの葉っぱのほろ苦さと洋梨の甘さが混じり合って気分は高原の朝散歩という感じ。
香りが落ち着いてくると、洋梨の甘さが残りつつ、カルダモンのスパイシーさと混ざる。
包み込むようなムスクと共に、ジャスミンやホワイトフローラル、若草のようなハーバル感がヴェルセンスのメインの世界観。
ほどよく角がピリッとした状態を保ったまま、3〜4時間でうっすら消えていく…
という流れです。
香水界の巨匠アルベルト・モリラス氏(CKーONEやアルマーニアクアディジオなど、世界一売れた香水を作った調香師)が手掛けているということもあり、
パキッとした独特の柑橘系のエッジがありますね。
同じブランドヴェルサーチェのプールオムやディランブルーもこのアルベルト・モリラス氏の作品です。


ヴェルセンスはヴェルサーチェプールオムにかなり世界観が似ていると感じます。
ボトルデザインもそっくりですし、香りもペアリングできるように併せて調香されているのでしょう。
ヴェルセンス(女性用)とヴェルサーチプールオム(男性用)では、ムスクや独特のクリーミーさなど、ベースの部分はかなり共通しています。
デメリット:トイレの芳香剤っぽい
ただ、価格が安いということもあり、
やはり人工的でケミカルな印象は強いです。
つけて30分くらい経過したミドルノート以降の香りはマイルドになってバランス良くなるのですが、
つけたての香りはかなり角が立っていて人工的なエッジが目立ちます。
価格的に安いので、どうしても使われている香料自体は安価な合成香料がメインなんでしょうね。
とある香水レビューアーさんが
「コスパ最強で高級感ある香り!」
と絶賛していたので期待していましたが…少し残念。
確かに、肌ノリはよく、あまりエグみは出にくいので使いやすいですが、トイレの芳香剤っぽい人工的な酸っぱさみたいな香りが鼻につきます。
とはいえ、トップノートの鋭さは30分くらいすればかなり丸くなってくるので、人に会う直前につけなければ上手に纏えるでしょう。
まとめ:さわやかで使いやすいけど、値段なりのケミカル感
はい、というわけで今回は
ヴェルサーチェ ヴェルセンス
の香水レビューでございました。
無難でさわやかな香りですが、人工的な酸っぱさが気になる一本でした。
ミドル以降はすごくステキな香りなので、うまく使いこなせれば良き相棒になってくれると思います。
同じ系統でもっと上品なのは、アクアディパルマのベルガモットディカラブリアです。
ヴェルセンスは気になっているけど、安っぽい香水独特のケミカル感は苦手なんだよなぁ…
という人は、アクアディパルマのベルガモットディカラブリアがおすすめ。

ロクシタンのエルバヴェールにも若草の感じがかなり似ています。
エルバヴェールの方がやはり価格的にも、ナチュラル路線ですね。

クリーンのフレッシュリネンにもオレンジの感じが似ていると思いました。

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