どうも、ヘッドホン好きブロガーのてつです。
中古で買ったAKGヘッドホンのステレオプラグの部分が曲がっていたので、交換・修理しました。
・交換用のステレオミニプラグ(220円)
・半田ごてセット(580円くらい)
・ハサミ(元々あったので0円)
で出来ましたぞ。
最初、オーディオ修理屋さんに頼んじゃおうかな〜とも思ったのですが、費用もかかりそうなので、材料揃えてDIY。
合計800円ほどで新しいプラグに交換できたので、自分グッジョブ。
つまづきポイントなどもいくつかあったので、
その点など解説しつつ、プラグ交換の工程をブログに記しておきたいと思います。
ヘッドホンのプラグを自分で交換修理する手順
ヘッドホンのプラグ交換の順序は以下↓
- 古いプラグを切る。
- ケーブルの皮膜をハサミで剥く(専用のニッパーなどあればなおよし)
- 配線を確認する
- プラグキャップを事前にケーブルに通しておく(ココ忘れがち)
- ハンダ付けする
以上。
一度でもやってしまえば、全然カンタンです。
ただ、3.5mmステレオミニプラグ端子って、構造が若干細かいので細い作業が苦手な人はイライラするかもです。
一回り大きめの6.3mmのステレオプラグなら接点も大きめなのでだいぶラクなのですが…。
3.5mmは難易度が少し上がりましたね。
①古いプラグをハサミで切る

中古で買ったら曲がっていたAKGヘッドホンのプラグ部分
まずは、ケーブルを切ります。
古いプラグの根元あたりで、チョキンと。
今回、ぼくの場合は中古で買ったAKGのK242HDというヘッドホン。
7〜8年ほど前のもののようで、銅線が切っても切っても青サビまみれになっていて、結局50cmくらい短く切り、さらに「お酢」に銅線をつけることによって、やっとまともで錆びていない状態にすることができました…汗
ケーブルの中の銅線も結構普通に錆びちゃうんですね。

中古のヘッドホンだったので銅線けっこう錆びていた…涙
②ケーブルの皮膜をハサミで剥く(専用のニッパーなどあればなおよし)
長さが決まったら、ケーブルの皮膜をハサミで軽く挟んで露出させます。
ハサミで挟んでぐるぐるケーブルを回すと、亀裂が入るので、そのまま引っ張るとズルムケしてくれますw
中に3芯のケーブルがさらに入っているので、それぞれ、剥きます。
※専用のニッパーがあるとさらにキレイにできます↓
ケーブル外側の皮膜⇒約1cmほど
中の配線⇒0.5mmほど
露出させる感じで。
これは実際に使うプラグの接点に合わせて、微調整が必要です。
銅線の露出は最小限で(接触不良の原因になります)
注意点として、露出している銅線はハンダ付けする最小限がいいです。
ハンダ付けしない部分までたくさん銅線を剥き出しにしてしまうと、酸化リスクで音が悪くなる可能性もありますし、各銅線同士が接触してしまう可能性もあります。
3本の銅線のどれかが接触してしまうと、音が出なくなるか、LRチャンネルが混ざってモノラルになってしまいます。
③配線を確認する
3芯それぞれの配線も確認しておきましょう。
今回はAKGのヘッドホンだったので、サービスマニュアルがネット上にありましたので、それを参考にして配線を確認。
Lチャンネル:赤い線
Rチャンネル:黄色い線
グラウンド:白い線
というものでした。
4芯のバランスケーブルの場合は、さらにグラウンドが2つに分かれますが、通常のイヤホン・ヘッドホンはアンバランス仕様がほとんどなので、3芯です。
プラグはREANが安くて高品質でおすすめ
プラグはREAN(ノイトリック)製のものを使用しました。
REAN ( リアン ) / NYS231-BGという型番のモデルです。
ケーブル屋の「プロケーブル」などでもお馴染みの定番の高品質とされるプラグです。
安いし、作りもしっかりしていてお薦めできます。
このプラグの配線は、
真ん中の穴部分がLチャンネル(チップ)
横にRチャンネル(リング)
土台の部分がグランド(スリーブ)
というTRS仕様です。
注意点:ハンダつけする前に「キャップ」を通しておくのを忘れずに…
ケーブルの皮膜も剥き、銅線も露出させた。
配線も確認した。
そしたらいよいよハンダ付け。
なのですが、ハンダ付けする前に必ず、プラグのキャップを事前にケーブルに通しておきましょう!
これ、かなり忘れがちです。
(というか、僕が忘れましたww)
プラグのキャップ部分を事前にケーブルに通さずにハンダ付けしてしまうと、キャップで蓋することができなくなります笑
もう一度やり直す羽目になりますので、これだけは事前に確認してくださいねw
半田ごてはAmazonで600円くらいで買ったやつ。
HAKKOという日本メーカーのもの。
台やハンダ、ハンダ吸い取り線もセットになっていて、600円は安くて満足。
3.5mmプラグのハンダつけは、ちょっと細い
ハンダ付け自体はカンタンで、ハンダごてをしっかりとあたためて、銅線にハンダを流すだけ。
すぐに固まってくれます。
3.5mmジャックは狭いので、極力最小限のハンダでOK。
こだわる人は「予備ハンダ」や端子部分のやすりがけをすることで、ハンダのノリをよくするらしいですが、REANの端子はそのままでも十分はんだがしっかりと乗ってくれるので、あまり細かいことは心配しなくてもOKでした。
ただ、ケーブルを固定させつつハンダをつけるのは結構苦戦しましたね…。
ケーブルクランプ台などがあった方が作業はラクになるでしょう。
音出ししてチェックして完了
TRS(L,R,グランド)3つの部分にそれぞれハンダ付けできたら、じっさいに音が出るかどうかをチェック。
音が出ない場合は、配線が間違っている可能性があるので、残念ながらやり直す羽目になります。
音は出るけど、なんか濁って聞こえる…という場合は、銅線同士が接触して左右が干渉しあってしまっているケース。
その場合は、くっついてる銅線の部分を見つけて、離してあげるか、どうしても離せない場合は、ケーブル自体をまた切って、再度皮膜を剥くところからやり直し…という感じになります。
なので、銅線の露出は、できるだけ最小限が吉ですぞ。
まとめ:半田ごてなどの材料費込みでも1000円くらいでできた
はい、というわけで今回は
ヘッドホンのステレオミニプラグが曲がっていたので、自分で新しいものに変えてみた!
という話でございました。
材料費も1000円しないくらいでできるので、日曜大工的に面白いので、おすすめです。
あと、心なしか音質も良くなったような。。
REANのプラグは音がいいとウワサがありますので、そのおかげなのかな…。
それか、ケーブルを今回50cmくらい短くしたので、その効果かもですね。
ただ、ハンダ付けする前にキャップ部分を通しておくのを忘れてしまったので、ご覧の通り、剥き出し状態になってしまいました…汗w
予備のプラグも買ってないし、もう一度作業するのがめんどくさすぎるので、このまま不具合が出るまでは、これで使いますw
見た目はかなり残念ですが、音はいい感じなのでOK!
ハンダ付けする前にキャップを通しておくのだけは忘れずに!
以上となります。
今回用意したもの↓
あったらよかったもの↓
あわせて読みたい人気記事↓



