いや〜…SOUNDPEATS Air3、、音質すごくいいっすよ!
とてもセールで4千円台で買えるクオリティじゃないですね…。
正直、AirPods第3世代よりもいいかも…。
Qualcomm® の最新SoC「QCC3040」搭載は伊達じゃないっすね。
クアルコムのBluetoothオーディオの実力を手軽に体験できる機種として非常におすすめです。
というわけで今回は、
インナーイヤー型イヤホンSOUNDPEATS Air3の音質の特徴をガッツリ語ります。
同じくインナーイヤー型の高級機であるアップルのAirPods第3世代も所持しているので、比較した感想もお伝えします。
結論:こんなに安くて音質がいいイヤホンなかなかない
SOUNDPEATSは、中国深圳にある新興オーディオメーカー。
主に1万円未満の安いイヤホンを作っていて、とても評判のいいメーカーです。
前作SOUNDPEATS True Air2は全世界で100万台以上も売り上げたそうです。
で、今回の新作SOUNDPEATS Air3の音質ですが、
結論としてめちゃくちゃ素晴らしいです。
まとめると↓
【良いところ】
・中高音域の解像度が非常に高い
・低音域がボワつかなくスッキリ
【イマイチなところ】
・中音域がカサカサする
【AppleのAirPods第3世代と比較すると…】
・解像度ではSOUNDPEATS Air3の勝ち
・フラットさという観点ではAirPodsの勝ち
と感じております。
細かく深掘りしていきましょう。
なぜSOUNDPEATS Air3の解像度はこんなに高いのか?
SOUNDPEATS Air3の解像度はすごいですね…汗。
ぼく自身、ソニーやAKGなどの定番モニターヘッドホンを使ってきましたが、それに劣らないどころか、むしろ解像度だけで見たら、SOUNDPEATS Air3の方が断然色々な音がよくなってくれます。
ちょっと驚愕するレベルです。
4千円ちょっとのBluetoothイヤホンで、プロ用のモニターヘッドホンよりも細かい音が聞こえるというのは、ウソのようですが本当です。
QualcommのBluetoothオーディオ用SoC「QCC3040」が高音質のカギ
この解像度の高さは、Qualcomm® の最新Bluetoothオーディオ用SoC「QCC3040」のおかげでしょうね。
SOUNDPEATS Air3には、両側のイヤホンにそれぞれ、QCC3040を搭載。
クアルコムはBluetoothオーディオの技術開発に相当力を入れている模様。
2021年に次世代のオーディオ技術Snapdragon Soundを発表し、話題になっています。
QualcommのBluetoothチップは、さらに高品質なQCC3056(Snapdragon Sound対応)なども展開されています。
ただ、現状だとSnapdragon Soundに対応しているチップを積んでいるインイヤー型イヤホンは発売されていないんですよね。
カナル型ならAVIOTの「TE-BD21j-ltd」がSnapdragon Soundに対応しています↓
AirPods vs SOUNDPEATS Air3
正直、AppleのBluetooth技術は完全にQualcommに劣っていると思います…。
試しにiPhone12miniにSOUNDPEATS Air3を接続して再生してみましたが、高音域が曇ってしまい、解像度も全然良くならない…。
アップルのAACコーデックが微妙すぎるのか、それとも、Qualcommの技術が凄すぎるのか、あるいはその両方なのか。
SOUNDPEATS Air3の音質を最大限発揮させるには、同じくクアルコム製のチップ「Snapdragon」が積まれているアンドロイドスマホorタブレットと組み合わせるのがマストとなります。
つまり、
送信側チップ:Qualcomm製Snapdragon
受信側チップ:Qualcomm製QCC3040
と、統一してあげることで、SOUNDPEATS Air3の本領が発揮されます。
デメリットはドライバー設計の問題?
チップ周りが優秀なので、解像度は非常に高くてピュアな音が出てくれるのですが、一点だけデメリットを挙げるとすれば、中音域のクセですね。
中高音域(ハイミッド)がモコッと持ち上がったように強調されています。
いわゆるドンシャリ(低音と高音が強調されるタイプ)とはちがって、ミドルが強烈に主張してきます。
なので、音源によっては、かなり「カサカサ」したラジカセっぽい音になってしまう。
この原因は、やはり価格なりのドライバーのせいでしょうね。
なんせ、4千円台という激安価格ですので、さすがにドライバー周りは安い部材が使われているはず。
※一応、バイオセルロースという新素材で14.2mmの大口径ドライバーということですが、できればもう少しミドルのクセを修正して欲しかった…。
このSOUNDPEATSというメーカーは、基本的に
Qualcommの優秀なチップ+自社開発のドライバー
=
安くて音のいいイヤホン
という設計思想を持っているので、今後のさらなる躍進に期待大ですね。
ドライバー周りに思いっきりこだわった高級インナーイヤー型イヤホンを発売してくれたらうれしいのですが…まぁ、インナーイヤー型はそもそもマイナーなのであまり現実的ではないかな…汗。
もし仮にSOUNDPEATS Air3の高級版みたいなものが発売されたら、即飛びつきますけどね。
まとめ: Androidスマホに繋げばAirPods超えます
はい、というわけで今回は
SOUNDPEATS Air3の音質レビュー
でございました。
いや、マジでAirPods第3世代よりもおすすめです。
AirPods第3世代は、たしかにフラットで無難な音が出てくれるいいイヤホンなのですが、如何せんAACコーデックのモヤモヤ感がボトルネックになっちゃっててすごくもったいないんですよね。。
イヤホン自体はいいのに、コーデック、チップ周りでかなり損しているんですよね、AirPodsは。
いや〜アップルさん、自社の技術だけにこだわるのもいいのかもしれませんが、Qualcommを見習ってBluetoothチップ周りにテコ入れして欲しいものです。
いっそQualcommチップを使ったAirPodsなどを発売してくれたら、めちゃくちゃ音質良くなると思うですが、まぁムリでしょうね…涙。
SOUNDPEATS Air3(Qualcomm QCC3040)の素晴らしさを味わうとともに、Appleファンとしては、なんだかモヤっとした気持ちになってしまうのでした。
アンドロイドユーザー(特にスナドラ/Snapdragonを積んでいるスマホ)で、なおかつインナーイヤー型イヤホンが好きという人はSOUNDPEATS Air3がマストバイといっていいでしょう。
黒モデルもあります↓
ぼくはカナル型はベタベタするし、圧迫感が苦手なので使いませんが、カナル型でもいいという人は、AVIOTのSnapdragon Sound対応しているイヤホン「TE-BD21j-ltd」も非常によさそうですね↓
こうなってくると、Snapdragon Sound対応のスマホも欲しくなってくるな…汗w
それほど、QualcommのBluetoothサウンドは衝撃的に気持ちいいんですなぁ。
音源はアマゾンミュージックがおすすめです↓
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