どうも、DAC大好きブロガーのてつです。
大人気USB-ポータブルDAC「Shanling UA3」
ぼくも購入して毎日愛用しております。
これ、本当にすばらしいDACで、かなり気に入っているのですが、ちょっとした設定を変えてあげるだけでさらにググッと音が良くなりますよ〜。
今回は、そんなおすすめテクを紹介します。
Shanling UA3をすでに持っている方も、これから購入を考えている人も、わりと必見な内容ですぞ!
Shanling UA3をさらに高音質に進化させる!アプリのおすすめ設定3つ
まず結論から。
【Shanling UA3の高音質化3つのステップ】
①デバイス(スマホやPC)側の音量は最大にし、DAC本体のボリュームを絞って音量調節する
②デジタルフィルターを「Low Dispersion Short Delay」に変更する
③ゲインをLowに変更する
この3つを行うだけで、グッと音が生々しく、解像度も上がり、かつバランスもよくなりますぞ!
では、一つずつ説明します。
①デバイス(スマホやPC)側の音量は最大にし、DAC本体のボリュームを絞って音量調節する
Shanling UA3は、DAC本体内でも音量を100段階で細かく調整することが可能です。
スマホやPC側の音量は全開にして、UA3側で細かく音量を調整して聴くようにしましょう。
こうすることで、DACに流れる音源ソースを劣化させずに、一番キレイな音で再生できるようになります。
ボリュームというのは、コンデンサーを通じて下げる構造なので、スマホやPC側のコンデンサーで絞った音よりも、UA3のオーディオ用のコンデンサーで音量を絞った方が、音の劣化が少なくて済むという理屈です。
スマホやPCなどのソース側で音量を絞ってしまうと、どこかスカスカでパワー感の少ない音になってしまいます。
UA3に伝わる音データの時点で、スマホ/PC側の音量を絞った状態で送ってしまうと、DAC側で必要以上に音量を無理やり上げるという構造になってしまいますので、音質に悪影響が出ている可能性が高いというわけです。
なので繰り返しますが、
スマホやPC側の音量は全開にして、UA3側で細かく音量を調整して聴くようにしましょう。
UA3の音量調節は、専用アプリ「Eddict Player」でもできますし、本体真ん中の四角いボタンを長押ししてから、音量上下ボタンで調整が可能です。
②デジタルフィルターを「Low Dispersion Short Delay」に変更する
UA3は専用アプリ「Eddict Player」で、DACチップのデジタルフィルターの設定をいじれるようになっています。
AK4493SEQに搭載されている6つのフィルターの中から、好みの音質のフィルターにカスタマイズして楽しむことができます。
ぼく自身がもっともおすすめなのが、
Low Dispersion Short Delay
というフィルター。
これはDACチップ開発元であるAKM(旭化成マイクロデバイセス)の一番最新のフィルターです。
Low Dispersionとは、「低分散」という意味で、
周波数特性・位相・音の立ち上がりのスピード感など
音質に関わるバランスを高次元で高めた最新のデジタルフィルターです。
このフィルターに変えると、音が一気に生々しくなり、音場の広がりもとてもよく感じられます。
解像度も他のフィルターよりも1段階上がったように聞こえるので、個人的にイチオシのフィルター設定です。
ちなみに、UA3でデフォルトで設定されているのはShort Delay Sharp Roll Offというフィルター。
これは低音が強調されるフィルターなので、UA3の低音が「ちょっとブーミーで出過ぎじゃね?」と思う人は、ぜひフィルター設定をいじってみてください。
イコライザー並みにけっこう変わりますよ。
※デジタルフィルターの細かい設定の違いについては、以下の記事でも深掘りしております↓
③ゲインをLowに変更する
最後は、アプリのゲインの設定をHighからLowに変更するというもの。
デフォルトではHighの方になっているのですが、Lowでも十分に音量を稼げるので、Lowがおすすめ。
Highで聞くと、音がちょっと潰れ気味に聞こえるんですよね…。
ちなみに、ぼくはリファレンス用に300ΩのヘッドホンであるゼンハイザーHD6XX(HD650)を使ってUA3を鳴らしていますが、Lowモードでも全然爆音になりますよ。
音量が稼ぎにくいとされるAKGのK701でもUA3を鳴らしていますが、こちらもLowモードで十分爆音が出ています。
なので、よほどのハイインピーダンスヘッドホンでない限り、ゲインの設定はデフォルトのHighよりもLowにした方がベターです。
Highでは高音域の解像感がイマイチに感じるUA3ですが、
Lowで聞くと、クリアでスッキリした見通しのよい音質になってくれます。
ゲインを下げてその分、音量を上げてボリュームを稼いだ方が、クリアな音質のまま大音量を実現できますぞ。
まとめ
はい、というわけで今回は
Shanling UA3の高音質化【アプリの設定を3つ変えるだけで音が激変!?】
というテーマでお伝えしました。
ぜひお試しあれ。
マジでけっこう変わりますので!
デジタルフィルターの細かい設定の違いについては、以下の記事でも深掘りしております↓
開封レビューなど↓