自作したEAの中でわりと成績優秀なシステムが出てきました。
押し目買いを専門にトレードしてくれるプログラムです。
地味にですが、勝率が5割以上になってきて、リスクアンドリワード比率も1:1に設定しているので、コツコツ利益が積み重なってきている感じです。
5日ほどEAを走らせて、100回以上トレードして、勝率が5割を超えているので、ようやく期待値がプラスのシステムを作ることができたのか!?と、ちょっと興奮しております。
とはいえ、統計的に正確な期待値を求める場合には、なんと「4万回」の母数が必要だということも、重々承知しております…汗w
参考リンク:トレード日記 内田博史のろくでなし日記
ですが、わりと戦略的にみても「エッジ」がありそうな手法ですので、ひとまず紹介させていただきます。
トレンドの「押し目」を狙って利益を出していく手法になります。
トレンドの押し目でエントリーする自作EAシステムが好調なので手法ルールを公開
これが実際のEAのトレードの画面なのですが…
ちょっと見にくいですよね…汗w
これは一体何をしているのかというと、
トレンドに乗っかりつつも、押し目で買ったり、押し目で売ったりしているということなんですな。
わかりやすく図にしてみると、↓のような感じです。
トレードのルールを列挙すると、
- 直近の1時間足の中間値(仲値)よりも価格が上なら上昇トレンドと判断
- 下なら下降トレンドと判断
します。
トレンドの判断には、MAなどを使ってもいいと思いますが、シンプルに、現在の価格が上位足である1時間足のどのくらいの位置にいるのかでトレンドを判断しています。
で、買いエントリーのルールは、
- 上昇トレンドの場合、現在の5分足が、直近の5分足の下値を割り込んだら、押し目と判断し、買いエントリー
売りも全く同じで、
- 下昇トレンドの場合、現在の5分足が、直近の5分足の上値を抜けたら、押し目と判断し、売りエントリー
リスクアンドリワード比率を1:1で固定し、4pipsをとりにいってます。
4pipsというのは、何か根拠があるのかというと、わりと適当ですw
だいたいドル円のボラティリティ的に考えて、4pipsくらいが一番サクサク利確できるかな〜というざっくりとした理由ですw
オアンダジャパン のデモ口座で千通貨でテスト運用しているので、一回のトレードで勝つと40円ほどが手に入りますw
負けると、40円失います。
デモですけどね。
で、先週から5日間に渡って完全自動でEAを回しているのですが、250円くらいのプラスになってきております。
5日で25pipsなので、1日平均で5pipsの勝ち。
1日20回ほどトレードしているようなので、勝率にすると55%くらいという感じ。
9回負けて、11回勝つ。みたいな。
スプレッドシートにデータを入れてトレードの結果の分布をグラフにしてみました↓
よくみると、勝ちが連続しているフェーズと、逆に負けが続いているフェーズがありますよね。
おそらく、負け込んでいるタイミングとは、1時間足の仲値のちょうど真ん中あたりでレンジ相場にハマった時でしょうね。
逆に、連続的に勝てているフェーズというのは、トレンドがきちんと発生していて、相場の波にうまく乗れている時です。
そう考えると、
「1時間足の仲値付近ではトレードさせない」
というフィルターを組み込んだ方が良さげかもしれませんね。
それで勝率が60%や65%とかになってくれたら、さらにナイスなEAシステムになりそうです。
まとめ:勝てる手法ほどシンプル?
ちなみに、この手法には、オシレーターなどのテクニカルは全く使っておりません。
上位足でのトレンド判断と、下位足での押し目判断。それだけです。
「勝てる手法は、じつはかなりシンプル」
という相場の格言がありますが、やはりそれは正しいのかも…と、思い始めている今日この頃です。
他にも頑張って作った複雑なEAプログラムもあるのですが、システムの複雑さとトレードの利益には全然相関性がありませんね…。
むしろ、勝てるシステムほど、どんどんシンプルになっていくものなのかもしれません..。
この押し目トレードのEAをこのまま走らせた結果や、さらに改良した情報なども引き続きブログで紹介していきますので、乞うご期待であります。
記事カテゴリ:自作EAでFX自動売買