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正直微妙?ナポリカポディモンテ美術館の有名な陶器の花の間

ナポリカポディモンテ美術館の有名な陶器の花の間

ナポリの国立カポディモンテ美術館に行って、有名な陶器の花の間を見てきましたぞ。

結論としては、正直そこまで….でもないかな….汗w

という印象でしたね…。

建物自体もかなり行きにくい場所にありますし、小高い丘の上にあって庭園のようになっているので、たしかに景色はキレイなのですけど、美術館単体で考えると…ちょっと期待はずれかも…。

とはいえ、写真をたくさん撮ってきましたし、いくつか素晴らしい見どころもありました。

さっそく振り返ってみたいと思います。

 

※ナポリの主要観光地から発着している便利なカポディモンテ美術館行きのシャトルバスの情報はこちら↓(ぼくは歩きで行って大後悔しました…涙)

SHUTTLE MUSEO DI CAPODIMONTE

英語サイトですが、時刻表や停車スポットなど詳しくみれますぞ。

バナー黒板風

行き方:歩きはしんどい!シャトルバスか路線バスで行こう

MUSEO駅からカポディモンテ駅までの道のり。丘の上なので景色はよかった

まず、カポディモンテ美術館への行き方なのですが、今回ぼくは、なんと歩きで行ってきました…汗w

グーグルマップでみる限り、ナポリの地下鉄のMUSEO駅から割と歩けそうな感じだったので、バスを待つよりも散歩がてら歩いてみよ〜という気持ちで、歩いていったのですが、そもそもこれが失敗でした。

片道40分くらい歩いたかな?

しかもカポディモンテは丘の上にある美術館なので、基本上り坂の道をえっちらおっちらと歩いていったので、軽いハイキング並みにしんどかったです….汗。

 

MUSEO駅から歩いて10分くらいの距離にある地元民に人気というピッツェリア「STARITA」に寄ってお昼ご飯を食べましたが、こちらのピザは超美味しかったのが唯一の救いでしたね…。

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ちょいちょい見える景色に癒されながら、ひたすら上り坂を登る

みなさん、カポディモンテ美術館に行くときはくれぐれもバスで行きましょう…。

帰り道は下り坂なので、まだラクでしたが、往復だと2時間弱の道のりです。

ちなみに、バスの路線は「168.178.C6」あたりの番号らしいです。

参考リンク:ナポリ【カポディモンテ美術館】行き方&みどころと優美な庭園

なんとかカポディモンテ美術館に到着…汗

やっとのことで坂道をのぼり、カポディモンテ美術館のある公園までやってきました。

小高い丘の上が優雅な庭園になっているので、さすがに景色はキレイでしたね〜。

ナポリの下町の排気ガスまみれの空気とは違い、空気が美味しいですなw

ベンチで軽く一休みした後、さっそく館内に入ってみました。

入場料の12ユーロはちょっと高いですな…。

ファルネーゼコレクションと有名なカラバッジョの絵

館内にあるコレクションは「ファルネーゼコレクション」といわれ、カラバッジョなどの有名作家の絵もたくさんありました。

有名なカラバッジョの作品

ただ、他のお客さんもほとんどおらず、館内全体の印象は静まり返っていて、ちょっと寂れている感じは正直否めませんでしたね…。

行きにくいから、どうしてもナポリの考古学博物館などよりはマイナーな観光スポットなのでしょうね。

 

置かれている作品も、やはりちょっとマニアックなものが多い印象です。

 

ぼく自身、正直絵画に関してはそこまで知識があるわけではないので、サラ〜っと見る感じで終わってしまいました。

 

知識がある人にとっては、かなり楽しめる美術館なのかもしれません。

絵画エリアの中で一番印象に残った作品が、こちら。

よく見ると、天使の生首??をふんずけてw天使やマリア様が空に舞っております….汗w

けっこう珍しくてショッキングな絵だと思いませんか?

受胎告知

受胎告知的な絵画もたくさんありました。

館内の照明はかなり暗めなので、絵が浮き上がっているように見えましたね。

ナポリの喧騒から少し離れて、落ち着いて絵画鑑賞したい人にはベストな美術館でしょう。

ずっと見てみたかった陶器の花の間に到着

さて、そしてぼくが個人的に期待していた、カポディモンテにある「陶器の花の間」にやってきました。

部屋一面の装飾が、全てナポリの陶器によって作られていて、このカポディモンテ美術館の見どころとして、よくガイドブックなどに掲載されているものです。

うん、たしかにここは凄く美しいですな。

イタリア語の勉強をしているときに、下のリンクの本を愛用しておりまして、その中の例文でカポディモンテ美術館の陶器の間が素晴らしいということがテーマとして取り上げられていて、ずっと来てみたかった場所でした。

よく見ると、ちょっと中国っぽい、東洋趣味の感じの作風です。

ナポリのマヨルカ焼きと、中国の雰囲気が混じり合って、じつに不思議な世界観を醸し出していますな。

ヨーロッパの富裕層の邸宅では、こういったオリエンタル趣味が強いですよね。

先日行ったニースのロスチャイルド邸にも、中国の陶器などがコレクションされていましたし。

⇒ニースから81番バスがおすすめ!ロスチャイルド邸への行き方と見どころ!

個人的に大感動!ローソクの大広間

ぼく個人的に一番印象に残って感動したのが、陶器の間のすぐ横にあった、こちらの大広間です。

このように、大広間一面に、ローソクが無数に飾られており、思わずビビりました..。

ここは本当にスゴくキレイなので、一見の価値ありです。

壁にも無数のローソク台が….。

なんだか映画「美女と野獣」の舞台のお屋敷に迷い込んだような気分になりましたぞ。

もちろんローソクの火は、本物ではなく電球ですが、きっと昔はホンモノのローソクにこうして火を灯していたのか…と思うと、さぞかしものすごく妖しい〜ミステリアスな空間だったんだろうな..とイメージが膨らみます。

 

きっとこの大広間で「仮面舞踏会」的なことが夜な夜な貴族たちの間で行われていたのでしょう…。

ヨーロッパの貴族文化は、一度でいいからタイムスリップして味わってみたいものですな。

そして、4階だったかな?一番上のフロアには、現代アートを展示しているスペースもありましたが、こちらは正直今ひとつ…という感じでしたね。

庭園公園からの眺めはグッド

そんなこんなで、1時間半ほどかけてカポディモンテ美術館の館内をみて回り、外の庭園に出てみると、いい感じで夕焼けが広がっておりました。

 

ちなみに、この庭園自体は普通に公園になっているので、チケットなしでも入って楽しめます。

 

ジョギングしている学生たちや、散歩しているおじさん、しみじみと黄昏ているお姉さんなど、ナポリっ子たちの憩いの場になっておりましたね。

公園の一番見晴らしの良いベンチから、ナポリ湾が一望できましたぞ。

遠くにはカプリ島と、ソレント半島がキレイに見えます。

夕焼けがなんともキレイです。

なんとなく、せっかくなので、セルフィー…w

そして、またナポリの下町の方に、歩いて帰りました。

 

やっぱりバスの時間を事前に調べて、バスで来た方が良いですね。

正直かなりしんどかったです….汗w

 

冒頭にも書きましたが、観光バスのシャトルも営業しているらしいですし、こちらを利用した方がスムーズに回れるでしょう。

参考リンク:SHUTTLE MUSEO DI CAPODIMONTE

 

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カテゴリ:イタリア情報



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