どうも、フリーランス2年目の個人事業主ブロガーのてつです。
去年の確定申告の所得を区役所に見せたら、大幅に国民健康保険料が安くなりましたゾ。
いわゆる「減免申請」というやつです。
年間約6万円の保険料が、なんと1万8千円ほどになりました!
7割引き。
年間の国保料金を4万円以上節約できた計算になります。
4万円ですよ。控えめにいって、デカすぎ。
申請のコツや条件、保険料の相場など、
今回わかったことを詳しく語ります。
フリーランスになったばかりで収入が低いので国民健康保険の減免申請してみた!
国保の減免申請。
なにもしないでいたら、おとなしく6万円払っていたと考えると、恐ろしい効果ですね…。
フリーランスや個人事業主で、所得が少ない人は絶対に申請した方がいいですよ!
たしかウチの自治体は、自動で計算してくれるはず…。
確定申告したから、あとは役所がぼくに適した料金を提示してくれるだろう…。
という考えだと、損します。
ぼく自身も、そう思っていたのですが、
役所の窓口で申請してはじめて、金額が訂正されましたから…汗。
区役所&国民健康保険課は、あまり信用しない方が吉。
去年の確定申告の金額がきちんと役所に伝わっていない可能性があります。
ぼくのケースがまさにそうでしたから。
役所に頼らず、自分できちんと減免申請するべき。
一瞬で終わるので、多少恥ずかしくてもやるべき。
勝手に減額してくれるというのはレアケースだと心得ましょう。
少しでも「高けぇな」と思ったら、確定申告書類を持って役所へ
ぼくが申請しに行った時も、窓口の人に、
「あの〜コレが去年の確定申告の書類なんですけど、所得が33万円以下なので、減免申請できますか?」
と聞いたら、
「あ〜確定申告の情報が反映されていなかったので、一律の料金になっちゃってましたね〜」
「これなら安くなりますよ〜少々お待ちください〜」
って言われましたからねw
いや、そこ、反映してよwって思いますよね…汗。
なんのためのマイナンバーなんでしょう。。
申請していなかったら、完全に余計に高い金額を払っていたことになります…。
係員さん曰く、
「来年はきちんと確定申告の金額が反映されて、国保の納付金額も決まるので、来年からは特に申請は不要ですよ〜」
とおっしゃっておりましたが、正直、それも怪しいかもですな…。
国民健康保険料をきちんと減免したいなら、確定申告が終わって、国保の金額が決定したことを知らせる書類が届いたら、一度役所に行って問い合わせてみるべし。
国税局と、区役所・市役所の連携は、正直かなり悪いんじゃないか??というのが、今回ぼくが思った感想です。
引っ越しすると、確定申告の情報が自治体に反映されない?
特に、引っ越しした人は要注意。
ぼく自身も、今回、他県(茨城県)から福岡県福岡市に引っ越してきて、
・茨城県の国保⇒福岡県福岡市の国保
に乗り換える際に、減免されていませんでした。
年度の途中で引っ越しすると、役所の連携ミスで、想定外に高い保険料を請求される可能性があります。
確定申告の情報というのは、本来なら、マイナンバーで一元管理されているはずなのですが、まだまだ、きちんと情報が処理されていない様子。
なので、ちょっとでも、
あれ?なんか高くないか?国保の納付額…
と思ったら、住まいの役所に行くべき。
自治体のホームページなどで、
減額条件の内容や、申請書類のダウンロードもできるはず。
ちなみに福岡市は、こちらのページ
なんか、ホームページがかなりわかりにくくて、なかなか申請用紙にたどり着くのに苦労しました…汗。
他の自治体も似たようなものでしょう。
申請用紙はダウンロードしなくても、役場の窓口に行けばもらえます。
国民健康保険料の減額条件は主に2つ
国民健康保険料の減額ができるかどうかのポイントは、主に2つ。
- 去年の確定申告の所得が一定水準(だいたい100万円が境界線)よりも低いこと
- あなたが住んでいる世帯全体の所得が判明していること
条件1:去年の確定申告の所得が一定水準よりも低いこと
①に関しては、ようするに、稼ぎが少ないということ。
以下の表のように、所得によって、最大7割引にすることができます。
これは福岡市の例ですが、ざっくり計算すると、
7割減⇒33万円
5割減⇒60万円
2割減⇒85万円
つまり、去年の確定申告の「所得」の金額が、85万円以下なら、減免申請は適用されるはず。
だいたいどこの自治体も似たような感じだと思います。
これは基礎控除33万円を引いた上の額ですから、
売り上げー経費が118万円以下なら、2割引の減免対象ということですな。
青色申告している人なら、さらに65万円の控除枠が使えますので、売り上げー経費が183万円以下で国保の減免の申請が可能ということ。
独立したての売り上げが少ないフリーランスは、割とカンタンに減免対象になれそうです。
条件2:あなたが住んでいる世帯全体の所得が判明していること
ただし、あなたの所得が低いだけだと、減免申請はできません。
親の家に同居していたり、家族と同居している場合は、「世帯全体の所得」で計算されるから。
あなたがたとえ無職、稼ぎの少ないフリーランスでも、親や配偶者、家族など、同居人が普通にたくさん稼いでいたら、減免されないということです。
なので、単身・一人暮らしが一番申請しやすいということになりますね。
節約目的で実家でフリーランスするよりも、安いアパートなどを借りた方が結局コスパがよくなる可能性もあるということ。
※ちなみに、年金の免除・猶予申請なども一人暮らしの方が有利です。
ぼく自身も、一人暮らしの独身フリーランスなので、今回バッチリ減免申請を通すことができました。
ただ、繰り返しになりますが、
申請は必ず自分ですべき。
区役所と国税・マイナンバーの連携が不十分なのか、本来なら自動的に減免が適用されるはずですが、そうではなかったです。
去年確定申告していなくてもOKな場合もある
あと、余談ですが、去年確定申告していない場合でも、今年の見込み収入をきちんと役所に報告すれば、減免できる可能性もあります。
今年になっていきなり売り上げが減ってしもうた〜
という事業主を救済できるような制度ですね。
去年確定申告をしていなくて、どうしても国保の減免を受けたい人は、
「見込み収入の報告」
を提出してみましょう。
詳しい書類などは、役所の窓口で相談すれば教えてくれるはず。
嘘偽りなくきちんと報告すれば、通るはずです。
コロナの一時的な売り上げ減少などでも減額申請が可能です。
参考:
全国の自治体の相場はいくら?国保計算機を使おう!
ちなみに、
でも、どの金額が自分の適正額なのかわからんし…
国保の相場ってだいたいいくらくらいなの?
って思いますよね?
ぼくも、最初に通知された金額(年換算で6万円ほど)を見て、高いな〜とは思いましたが、
これって、そもそも一般的に安いのだろうか?それとも高いの?
と、よくわかりませんでした。
会社員時代は天引きが当たり前だったので、あまり詳しいことはわからなかったですしね。
そんな時に便利なのが、
というサイト。
全国の国保の料金を、あなたの収入を入れるだけで、自動計算してくれます。
ぼくの場合、去年の確定申告の所得が33万円以下だったのですが、
60485円と表示されました。
福岡市は、所得が100万円以下だと、一律で60485円っぽいですね。
じっさいに、ぼくのところにきた納付通知も、年間に正すとそれくらいの金額でしたし。
国保料の最低額:全国平均は年間5万5千円ほど
ちなみに、全国的な平均は、
最低額でおおよそ55000円ほどだそうです。
(年によって変動あり)
福岡市はちと高めですね。
東京23区が安めで、地方都市は高めの場合が多いみたいです。
なので、あなたがもしも、独立したてで所得が100万円以下の個人事業主やフリーランスなのに、5〜6万円ほどの国民保険料の納付通知が届いたら…。
減免申請すれば、安くなる可能性がかなり高いです。
一人暮らしなら、ほぼ確実に減免申請が通るでしょう。
まとめ:個人事業主は経費をうまく使いつつ、節税しよう
ぼくは去年は、フリーランス一年目で、会社員を辞めた反動もあり、海外・国内を旅しながらブロガーとして活動していたので、旅行費用などを経費モリモリで申請したこともあり、所得を33万円以下にグッと抑えることができていました。
なので、今回、国保料の7割の減免に成功したというわけです。
もちろん、必要のない経費をじゃぶじゃぶ使い込むのはいけませんが、
フリーランス・個人事業主は、積極的に経費を活用していきたいものですね。
売り上げー経費=所得(収入)ですから。
売り上げアップのために頑張るのと同時に、経費を正しく計上して、所得を必要以上に膨らませないことが、翌年の節税につながるのですな。
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