日本はいい国です。
ご飯もおいしいし、気候もいい。
治安もいいし、女性もかわいい。
ですが、非合理なことが全然変わらずに昭和感覚で行われているので、経済的な衰退は必須。
日本の労働環境は最悪レベルなので、この国からお金も無くなったら日本の魅力ってかなり半減する気がするんですよね…。
確実に衰退している日本という国
いままでは、長時間労働して年功序列で不合理な社会でも、給料がそこそこよくて一応毎年上がっていくような感じだったので、ギリギリみんな耐えていた。
ただ、あなたもご存知の通り、令和の日本の経済状況はマジでヤバい。
GDP(国内総生産)ではまだ世界3位を維持していますが、
国民一人当たりのGDPに換算すると30位です。
GDPが3位だから、日本はまだまだ経済大国なんだ!
と思いがちですが、GDPという指標は国民の数(つまり人口)に大きく左右されます。
一人当たりの平均購買力に換算すると、GDPは世界30位になるそうです↓
参考:第135回 日本は「世界第3位の経済大国」というけれど
ようするに、個人個人の豊かさを世界的に比較すると、上位30位レベルだということ。
こちらの方があなたもなんとなく実感にピッタリくる感じがあるのではないでしょうか?
アメリカ・ドイツ、韓国、イギリスなどの下に日本です。
そして、今後も日本の転落は止まらない気がしてならないのです。
その理由はズバリ「生産性の低さ」
年功序列で変われない日本
日本の労働生産性は28位。
これは1970年以降もっとも低くなっているそうです。
OECDデータに基づく2020年の日本の時間当たり労働生産性は49.5ドル(5,086円)で、OECD加盟38カ国中23位でした。実質ベースで前年から1.1%上昇したものの、順位は1970年以降最も低くなっています。就業者一人当たり労働生産性は78,655ドル(809万円)、OECD加盟38カ国中28位となっています。
いまだにFAXを使う文化だったり、ハンコ文化だったり、
日本はとにかく古いシステムをぶっ壊すのが圧倒的に苦手すぎですね。
これはやっぱり「年功序列」という
年齢が上の人が無条件にえらい
という謎のロジックが日本全土を支配しているためでしょう。
この年功序列が変わらない限り、ハンコ然り、FAX然り、ありとあらゆる場所で古いシステムが維持されてしまいます。
じゃあどうやって年功序列をぶっ壊すのか?
となるわけです。
…。。。
これ、そんな簡単に壊れる価値観じゃないと思っています。
日本がなぜここまで年功序列なのかは、島国という地理的な民族性も関わっていますし、
中国や朝鮮半島から入ってきた儒教の影響もめちゃくちゃ濃い。
地震や災害が多い土地なので、みんなで一致団結しないと生き延びてこれなかったという遺伝子を持っているのが我らが日本人です。
災害が多いのに、個人主義で好き勝手やっていたら、昔の日本の農村では統制が取れず、食うにも困ってしまうような状態だったのでしょう。
なので、日本人には、良くも悪くも、年功序列で秩序を乱さない。というモードが強〜く深く刻み込まれている。
一致団結して個人をある程度殺しつつつ、年長者を中心に指揮系統を整えないとダメだったんでしょうね。
縦も横もがんじがらめな日本人
というわけで年功序列は日本人に刻まれた習性。
しかも、縦に従うという風習だけではなく、「横に従う」というもう一つの縛りもある。
相互監視というやつです。
同じ年同士でも、互いに足を引っ張り合ったり、
なにか新しいことをやろうとすると、邪魔したり嫌がったりする。
昔からずっと無思考で年長者の言うことに従って生きてきているので、
変わること
自体が苦痛になってしまっているのですね。
人間は、今の現状のまま生きるのが一番ラクな生き物。
心理学では「コンフォートゾーン」などといったりします。
日本人的な快適な生き方というのが
自分の頭で考えずに、年長者の言うことを聞く
年長者や権力者に従って行動しておく
というもの。
これが日本人の基本ムーブであり、デフォルト状態。
コンフォートゾーンな訳です。
アジア周辺国に見下されていると分かった時どうなるか?
というわけで、
新しい変化が苦手な日本人は貧乏になっていくよね
という話をしました。
今はギリギリ長時間労働や上からの重圧によってギリギリ経済大国の座を維持していますが、
ジワリジワリと貧乏になっていく運命は避けられないでしょう。
日本はご飯も美味しいし、自然も豊かで好きなのですが、
労働環境が最悪なのがホントないな〜と思いますよね。
多少仕事がキツくても、金銭的に豊かだった20世紀。
21世紀は令和は、仕事はキツいという悪い面は変わらないのに、金銭的にはどんどん貧乏になる…
という悪循環が加速するでしょう。
近隣のアジア諸国が豊かになり、西洋人はもちろん、アジア系の旅行者が日本にきて、ハチャメチャする未来はもうすぐそこまできている気がします。
今まで見下していたアジア系の男たちに女を買われ、豪遊される。
これは日本がずっとベトナムやタイで行ってきたことです。
この世は循環しています。
やったことは必ず自分達に返ってきます。
日本が貧乏になり、アジア諸国から見下されている…と国民の多くが気づいた時、右傾化した集団が登場したりして、政治に進出したり、、さらにカオスになるでしょうね。。
※今でも少しずつそういう右傾化は始まっていますね。まだマイノリティですが。
貧乏、右傾化、劣悪な労働環境…。
こういうハードな世界が来るのは意外に早い。というかもうすでに始まっていますね。
日本的システムは変わらないし、むしろ濃縮されていく
幸い、いまはネットを駆使すれば個人でがんじがらめの日本をなんとか抜け出せる時代です。
あ〜日本ヤバいな〜…
と思っている人は、英語などの諸外国語を学んだり、謎の不合理な上司や足を引っ張ってくる同僚に邪魔されずに個人でビジネスしてお金を稼いだり、していくしか道はありません。
「日本的システム」が深く浸透して刻み込まれている民族性なので、変わることには残念ながら期待しないほうが吉。
そういう生き物だと認識した方がいいです。
その上で、自分もその日本的システムにジョインするのか、それとも抜け出すのか。
壁はなかなかハードル高いですが、抜け出す努力をする価値はあります。

そうはいっても、日本もどんどんこれからグローバルになっていくんだし、
日本人の考え方も自由主義っぽくなっていくんじゃない?
と思うかもしれませんが、そこについては、たぶんNOです。
日本的システムから抜け出した優秀な人は今、どんどん子供をインターナショナルスクールに入れたり、海外移住したりしていますよね。
日本人のいわゆる成功者と言われるようなセレブの海外移住が当たり前になってきています。
芸能人だと目立ちますが、この流れは一般的なお金持ちなどでもどんどん加速しています。
つまり、日本的システムに残っている人は、日本的システムの中で生き、
優秀な人ほど国外という選択肢も選べるようにしている
という二極化がおきています。
なので、日本的システムに適応している人の子供は、また日本的システムに適応し、再生産されていく。
その中で少しずつ富裕層は抜けていく。
つまり、日本的なシステムの濃縮が起こっているのです。
ガラパゴス諸島では、独特な進化が極端になりますよね?
あんな感じで、日本でも日本的システムがどんどん強くなってくんじゃないかと思っています。
淘汰されるか抜け出すか
だって、日本的システムに適応しない人は、子供を残せないか、もしくは富裕層になって海外に行ってしまうんだもの。
日本的システムに適応しない人は、遺伝子的に淘汰されるか、海外に散っていくか。
こういうわけなので、必然的に日本的システムはさらに強化されると考えるのが進化論的に正しいのでは?
そして、長時間労働+貧困というドン詰まりのところにまでいき、一気に不満が爆発する…。
右翼化する民衆心理のガス抜きの矛先はどういうところに向かうんでしょうかね。
VR戦争ゲーム?VRのエロ動画?
いずれにせよ、現実逃避できる仮想空間(メタバース)が悪い意味で流行る気はします。
海外旅行に行けるお金があるのに、バーチャル海外旅行するためにVRグラスやソフトを購入する人々も増えそうですね。
リアルな海外旅行に行けるお金をサブスクでこっそりとチューチュー吸い取られてVRゲームに溶かす…という現象です。
スマホ課金ゲームとかでは既に始まっていますね。
メタバースは貧乏人のためのガス抜きツール
メタバース・仮想空間は貧乏人に夢を見せるピノキオの遊園地みたいなもの。
そこに投資しているマーク・ザッカバーグは良くも悪くもえげつなく先見性がありますよね。
富裕層はリアルに地球を飛び回り、アクティブに5感を使って楽しみます。
そっちの世界の方が健全なので、そういうポジショニングをうまく取れるように個人個人が各々行動するしかないですね。
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