どうも、DAC大好きブロガーのてつです。
いや〜…ここ最近、またiBassoDC02の良さを再発見しております。
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iBassoDC05もいいけど、DC02の独特の魅力も捨てがたい…
iBassoのDC05が新発売されて、もちろん即購入し、そのクリアな音質に惚れ込んで愛用していたのですが…。
DC05は、ヘッドホンによっては少し高音域のクセが気になるんですよね。
カリカリしすぎているというか、DC05はハイミッドあたりを若干わざと強調しているような感じも正直ある。
それに比べて、DC02は自然でいいですね。
DC05に比べて音はちょいこもり気味っぽくは聞こえるのですが、それが逆に聴き疲れしない。
滑らかで、マイルドで、それでいて、上質。
長時間まったりと音楽を楽しむなら、DC02の方が気持ちいい音を出してくれますな。
さすがDACチップに旭化成AKM AK4490搭載機種。
ちなみに、DC05はアメリカのESS社のチップES9219Cをデュアルで搭載しています。
旭化成とESS。日米DACそれぞれの音の傾向が面白い
ようするにDACチップの比較をすると
DC02⇒旭化成AK4490シングル(日本)
DC05⇒ESS社ES9219Cデュアル(USA)
ということ。
この辺の音質の変化というか、傾向がホント面白いんですよね。
旭化成のDACチップは、「VELVET SOUND」と名付けられて開発されていることからも分かるように、本当に絹のような「ヌルッ」としたなめらかな音質なんですよね。
参考↓
対して、ESSのチップは、無色透明。カラッとしていて、突き抜けるようなクリアさ。
旭化成とESSのDACチップ、両極端で聴き比べが非常に楽しいんですな。
AK4490はスペック的にはESSに劣るが、謎の魅力がある
DC02(AK4490)の音って、ホント、クセになると言うか、味わい深いんですよね。
スペック的には、ESSのES9219Cデュアル仕様のDC05の方が格上なのですが、
DC02で聞くと、音楽が若干スローに聞こえるんです…。
それも、1度や2度ではなく。
たまに「一人DAC聴き比べ会」を開催しているワタクシなのですがwその度に、DC02で聴くときにだけ
「あれ?なんか音がスローに流れている…」
という独特な体験が発生するんです。
これたぶん、DC02(というかAK4490のチップ)の音の立ち上がりがめちゃくちゃ繊細だからなんだと思います。
他のDACではサラッと流されてしまっている音の立ち上がりのビミョ〜なニュアンスが、旭化成AK4490だと、きちんと聴かせてくれる、いちいち。
ようするにめちゃくちゃ丁寧なコミュニケーションがリスナー(ワタクシ)と音源ソースの間に発生しているということ。
なので、濃密な時間が流れ、結果的に音楽がスローに聞こえるのではないか…。。。
なんてコトを推測(妄想)しております笑
なんかプラシーボっぽいな!
と思うかもしれませんが、
DC02を手に入れ、半年以上ほど聞き込んで、そしてDC05も手に入れ、それでもやっぱりたまにDC02を通すと、そう感じるので、なにか「秘密」があるような気がしてならないんですよね。
旭化成の開発の人がインタビューで語っていましたが、
DACの電気回路の「曲り角」を音のためにわざわざ直角じゃなくて丸めている…なんて言っていたりするので、そういう細部へのこだわりがAKサウンドの違いとなって現れているのかもしれません。
「電流の通り道が直角に曲がっていたら、電子が走りにくいですよね、角を丸くしませんか」
引用元:「UD-503」はなぜDACに「AK4490」を採用したのか? ティアック × AKM 特別座談会
このヌルヌル感は他メーカーのDACでは味わえないんですな。
機会があったら上位機種のAK4497やAK4499の音も聞いてみたいなぁと思う昨今です。
まとめ:AK4490サウンドを気軽に体感できるDC02は中古で3千円くらいで買えます
DC02はもうすでに販売終了になってしまっているので、手に入れるならメルカリとかヤフオクですね。
元々の価格が6千円ちょっとだったので、中古市場なら3千円台とかで入手できます。
スマホやPCのUSB端子に挿すだけで、極上のAKサウンドを楽しめるiBassoのDC02、すごくおすすめです。
旭化成チップの音質、ほんとクセになるくらいヌルッとしていて生々しいので一聴の価値ありまくりですぞ。
ちなみにヘッドホンは、AKGのK272HDというヤツを愛用しております。
K272HDはハイがすごく伸びるヘッドホンなので、DC05と組み合わせると、若干刺さり気味になるのですが、DC02と組み合わせると、すごくキレイにまとまってくれますね。
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