どうも、ヘッドホンオタブロガーのてつです。
これまでいろいろなヘッドホンを保有してきましたが、ここ最近はもっぱらオーディオテクニカのATH-DSR7btというヘッドホンの魅力にガッツリハマっております。
というのも、このヘッドホン、普通のヘッドホンとはちょっとちがい、USBでパソコンやスマホなどに接続すると、「デジタル音源を劣化させることなく再生」させることができるんですよね。
超レアなフルデジタル駆動のヘッドホンなのです。
Bluetoothでも接続できるのですが、DSR7btはUSB接続したときの音の方が圧倒的に素晴らしい。
ただし…。
USBケーブルの「長さ」によって、かな〜り音質が変化します。
今回はこのことについて話していきます。
ATH-DSR7btはUSB接続するケーブルの長さで音が激変する

純正の2mケーブルと50cmのケーブル。出音が全然違う。50cmのほうがかなりクリアで良い音。
USBケーブルで音が変わる…なんていうと、オカルトっぽく聞こえるかもしれませんが、マジで変わるんですよね…。
あまりにも変化したので、軽く衝撃をうけました。
理由はいろいろと考えられそうですが、おそらくバスパワーの電源にのるノイズなどかなと。
音楽データ自体はさすがに変わらないと思うので。
参考↓ちょっと怪しいけど参考になるオーディオ屋さんのリンク
これがunibrain製! 最良のUSB2.0ケーブルです!
50cmや90cmの短いケーブルで激変
DSR7btに付属しているケーブルは、2mほどの比較的長めのもの。
まぁ、これでも十分音がいいのですが、
50cmや90cmなどの「出来るだけ短いケーブル」に変えることで、さらに圧倒的にクリアな音に変化させることができます。
※DSR7btのUSB受け端子の形状は妙に独特なので、通常のUSBマイクロ端子が入らないんですよね…。
そこで、ヤスリなどで削って端子部分を細く加工する必要があるのが難点…。
めんどくさいですが、やる価値は十二分にありますよ!
ちなみに、アマゾンブランドのマイクロUSBケーブルは、作りが細くできているので、ヤスリで加工しなくてもそのまま挿すことができちゃいます。(完全に奥までは入らないけど、きちんと認識してくれる)
これはうれしい。
なので、DSR7orDSR9用にUSBケーブルを買うなら、断然アマゾンブランドの以下のモノがおすすめです↓
スマホよりもパソコン(できればMac)がよい
ただし、USBを接続させる先は、スマホよりもPC、できればMacがよいです。
スマホだと、USBのバスパワーの電源が安定しないせいなのか、途端に音が濁って音場も狭くなってしまいます。
バスパワーが十分に安定して確保できるPCのUSB端子か、もしくはセルフパワー給電できるUSBハブを使ってPCorスマホ、タブレットなどに接続すると最良の音質を得ることができますぞ。
ただ、50cmケーブルはかなり短くて、パソコンにへばりつくような姿勢になってしまうので、長時間のリスニングには向かないのですが…汗w
それでも一聴の価値はありますよ。
実用性を考えると、90cm〜1m20cmくらいが一番現実的ですね。
ぼくはアマゾンベーシックの90cmのケーブルを買いました。
オーディオ用のクソ高いケーブルはまだ試していませんが、これでも十分いい音。
むしろ、ケーブルの質を高めたり、30cm、20cmと距離を短くしていったりしていき、さらにこれ以上いい音を出してしまうと、ちょっと危険な領域になってしまいそうな気配すらあります…汗w
音楽ジャンルを問わず、極上の音を出してくれる
電源を安定させた状態で短いUSBケーブルをDSR7btに接続すると、ジャズでもクラシックでも、ポップスでも打ち込み系でも、とにかく全ての音源で、音のベールが剥がれたような、ものすごく鮮明で解像感の高い音を楽しめます。
ジャズやボサノバの優秀録音を聴くと、
「うお…こんな繊細にハットを刻んでいたのか…」
「ほうほう…コーラスの定位感はこの辺でミックスしてるんだな…」
などなど、かなり細かい部分まで正確に見通すことができます。
いや〜…フルデジタルヘッドホン、マジで超面白いですよ…。
いままで通常のアナログヘッドホン&イヤホンしか聞いたことがない人は、絶対に一度はこのオーディオテクニカのDSR7btを試聴してみるべき。
ぼくはゼンハイザーのHD660sや同じオーディオテクニカのリファレンスであるR70xあたりよりもDSR7btのほうが総合的に高音質だと思います。
そのくらい、デジタルヘッドホンのUSB接続の音質はヤバイです。
なんせ、DACを介在させずに、Dnoteという技術をつかって、デジタル信号でドライバーを振動させるという、はちゃめちゃな発想の逸品ですからね。
DACを介在させない唯一無二のヘッドホン
DACという音質を左右するよくも悪くも重要なファクターを、完全に取り除いたことによって、圧倒的にシンプルでピュアなサウンドを実現してしまっているのです。
これはもはや、オーディオの革命…といっても全然大げさではないですな。
ぼくもいままでにソニーAKG、シュアー、エティモティックリサーチなどなど、たくさんのスタジオモニター系ヘッドホンを試してきましたが、
どれも一長一短という感じで、なにかが足りない感覚が常にぬぐいきれなかったんです。
ですが、このDSR7btのUSB接続というものを知ってから、ヘッドホンスパイラルからついに抜け出せたように思えます。
上位モデルのDSR9btも持っているのですが、個人的にはDSR7btのほうが音像もはっきりしているし、バランスよく鳴ってくれるので気に入っています。
DSR9btの方もDnote搭載のデジタルヘッドホンなので、シャキッとした音なのですが、どうもハイミッドあたりに変なクセがあって、音の鳴りも少し遠いんですよね。
まとめ:DSR7bt持っているのにUSB接続しないのは宝も持ち腐れ!絶対に試そう
はい、というわけで、今回は
オーディオテクニカのATH-DSR7btはUSBケーブルの長さでかなり音が変わるよ!
という、かな〜りマニアックな記事でございました。
ATH-DSR7btオーナーの方はもちろん、このヘッドホンが気になっているという人の参考になっていれば幸いです!
USBケーブルで音が変わるなんて、オカルトだとばかり思っていましたが、やっぱりデジタルケーブルは「距離」がかなり大事なんですね〜。
要点は2つ。
- 短いUSBケーブルを使う(普通の安いもので十分)
- バスパワーではなくセルフパワー環境にする
この2つを守れば、びっくりするくらい鮮明な音がATH-DSR7bt一つで楽しめますよ〜。
加工しなくても使えるケーブル↓
電源安定のセルフパワーHUB↓
ATH-DSR7bt本体↓
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