どうも、オーディオ好きブロガーのてつです。
先日買ったUSBマイクのAntelope audio AXINOが届きました!
AXINOを買った理由は、仕事でUSBマイクが必要だったということと、64bitジッター制御のアンテロープ独自技術「AFC(Acoustically Focused Clocking)」の音を体感してみたかったから。
このUSBマイク、DAC/オーディオインターフェース機能やヘッドホンアンプも内蔵されていて、多機能なんですよね。
クロック屋さんのAntelope audio独自のAFCクロックが搭載されているということで、興味を持ちました。
クロックの大事さは最近iBassoDCシリーズのフェムトクロックDACでしみじみ感じていたので、専門メーカーが作るサウンドに期待大。
さっそく開封してヘッドホンアウトから音質チェック。
ヘッドホンはAKG K701を使用。
結論、
アンテロープの音はめっちゃ好きですね〜。
かなりヌルッとして滑らかな質感のマイルド系の音。
音像もいままでメインで使ってきたヘッドホンアンプiBassoDC04PROよりも分厚い。
アンテロープ社が言う「アナログ感のある生々しい音」は、まさにその通り。
これがウワサの64bit AFCクロックの音か…。
とても面白くて新鮮なオーディオ体験です。
Antelope audioの64bitクロックの音はアナログっぽくてなめらか
系統としては、旭化成AKM社のDACチップ(AK4490や4493など)みたいなヌルッとしたシルキーで柔らかい質感の方向ですね。
【AXINO(アンテロープのヘッドホン出力)のメリット】
・音全体的にデジタル臭さがない
・アロナグっぽい丸みのあるヌルッとした質感
・音に奥行きがあり、ボーカルにかかっているリバーブやエコーなどの空間表現がよく聞き取れる
・シンバル系の金属音が刺さらずにシュワシュワしてキレイ
・低音がしっかり太く出ているのに、モッサリせずに締まっている
【AXINO(アンテロープのヘッドホン出力)の気になる点】
・まだエージングできてないだけかもしれないが、若干マイルドすぎて籠っているかも
※経験上、DAC・ヘッドホンアンプはエージングしていくにつれてだんだんハイが伸びてくる傾向があると思うので、その辺りは追ってレビューするつもりです。
特に感動したのが、低音の出方。
低音の量感が分厚くてしっかり出ています。
他の多くのDACだと、低音が強いとボワボワしてもっさり遅れて聴こえてしまい、全体の音楽のリズムバランスが狂って聞こえるのですが、アンテロープのAFCだと、低音はしっかり量感あるのに、スッキリ締まってタイトにスピード感を損なわずに聞こえてくるんですね。
こういう低音の出方がするDACははじめて。
他のアンテロープ製品も欲しくなるなぁ。
クロックを極めている専門メーカーはやはり強い
いままで、DACはヘッドホン専用に中華メーカー(iBassoやShanling)のスティク型のものをいろいろ買ってきましたが、
やはりプロの現場で支持されているクロックに特化したメーカーが作る製品は全然ちがいますね。
AXINOがまだ届いたばかりで、中のDAC部分やヘッドホンアンプ部のエージングも済んでいないと思うので、厳密な音質評価はむずかしいのですが、箱から出して2〜3時間くらい鳴らしただけでかなり音がまとまっているのはさすが。
アンテロープのAFC技術に惚れ込んでしまいそうです…。
Antelope audio ZEOも欲しくなってきた笑
こうなってくると、先日紹介したAntelope audio ZEOというスティック型USB-DACもめっちゃ欲しくなりますなぁ。。
でも、291USドルで、日本円換算だと約3万8千円ほど…汗
たけえ…涙
アンテロープ公式サイトで買うと送料無料で送ってくれるみたいなので、どうせ買うなら公式サイトでですかね。
ZEOはAmazonでも売っていますが、謎に割高に4万5千円くらいで価格が推移しているので…。
iBassoなどの人気スティック型USB-DACとの比較
AXINOを買う前のぼくのお気に入りのUSB-DAC(ヘッドホンアンプ)はiBasso DC04PROでした。
DC04PROにはKDS社製フェムトクロックが積まれています。
AXINOはアンテロープ独自の64bitAFCクロック。
まだエージングが済んでいないということもあると思いますが、比較してみるとAXINOのヘッドホンジャックの音は、まろやかで空間が広い。
DC04PROも相当音質いいので、なかなか甲乙つけがたいです。
まとめ:AFCの音を聞いたらアンテロープのファンになった
はい、というわけで今回は
【これは凄い】Antelope audioの64bitAFCクロック初体験。DAC/ヘッドホンアンプとしてのAXINO
というテーマで話してみました。
いや〜恐るべしアンテロープオーディオ。
以前はオーディオインターフェイスZEN GOの不具合の対応(2021年)でユーザーサポートが炎上していてあまり評判がイマイチだった会社ですが、
2023年の現在では、そういったサポートの体制も改善されているみたいですし、一気にアンテロープのファンになりましたぞ。
将来的に据え置き型のオーディオインターフェイスも導入予定なので、その時はZEN GOとか買おうかな。
RMEのbabyface pro fsもフェムトクロック搭載で音良さそうなので、比較しつつ検討ですかね。
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