突然ですがみなさん、詐欺にあった事あります?
訪問販売、路上で声をかけてくる絵の販売員、大きな話だと投資詐欺など。
世の中ってほんの少し気を抜いて見回してみると、すぐそこには詐欺師たちとその一味がたくさん徘徊しているんです。
ぼくももちろんたまに怪しい話を持ちかけられたりするんですが、 こういうときは一瞬で判断して無用なトラブルに巻き込まれないように入り口でしっかり見極めて、間違っても片足を突っ込むような事がないようにしたいものですね。
で、今回はそんな大げさな話ではないんですが、海外旅行中に遭遇した「偽警官とその一味のグループに言いくるめられそうになった話」をしてみたいと思います。
あわせて読みたい
上野公園の寄付活動は詐欺!偽僧侶や女性のグループに注意!ただし空中浮遊のおじさんはアリw
バルセロナの丘の上の見晴らしの良い広場にて詐欺師たちのコラボレーション
数年前の話ですから2015年あたりですかね、バルセロナにバックパッカー旅行者として一人旅しにいってた時なんですけど、バルセロナの街が見渡せるモンジュイックの丘の上にある有名な公園に行ったんですね。
モンジュイックの丘
バルセロナの街や地中海が一望できます pic.twitter.com/A3PQTLJG7l— 四 條 (@diva_ky) 2017年3月13日
まず、有名なバルセロナのロープウェイを降りてさっそくバルセロナのキレイな景色を堪能しようとするとヨーロッパの観光地ではありがちな「偽ボランティア寄付金集め」の女性たちに話しかけられます。
なんでも、車いすに乗って生活しているハンディキャップの方々のための寄付をお願いしますなどうんたらかんたら。。
この手の詐欺にはうんざりしているので、軽くあしらって景色などを見ていたのですが、しばらくすると、どこからともなく警官のバッジを手に持った男がぼくの目の前に現れました。
寄付金女からの非番の警官風男
非番の警官風の男「おい、さっきの女たちに金を渡したのか??」
ぼく「いや、渡してないよ。」
非番の警官風の男「あいつらに金を渡したんだろう?!あいつらは詐欺だから気をつけないと駄目だぞ!レポートするからとりあえず財布をみせてくれ!いくらとられたか確認するからよ!」
ぼく「いや、だから渡してないって、、しかもあなたも怪しいから信用できませんよ、、財布とか無理。」
非番の警官風の男「ちょっと身分証明書を確認するから財布見せろ」
ぼく「、、、あなたは信用できない!」
だんだんと強引な口調になってきます。
うわ〜でたよ、コレが噂の偽警官かと、幸い偽警官出没の話は聞いた事があったのでその男を見た瞬間に「偽」だと分かりましたが、まさか寄付女たちとの連係プレーで来るとは、、、
ただ、この男が結構強引で、軽く腕を掴んできたり、目の前に立ってきたりして歩いているぼくを止まらせようとしてきます。
運悪く、平日の昼間という事もあって観光客もまばらで、
広場にいるのはぼくと偽警官とあとは偽寄付金集めの女性たちと路上でお土産を売っているおじさんたちくらいなものです。
しばらくしてなんとかあしらって、ちょっと離れたベンチで休んでいるとまたしつこく偽警官が言い寄ってきます。
さらに囲い込まれるぼく
そこで驚いたのが、お土産売りのおじさんたちもその偽警官を信用した方が良いぞといったことをぼくに言ってきます。
まさかの3業種の連係プレー、、、
これは一日中やっていれば何人かは騙せるでしょうね。
じつに良く練られた囲い込み戦略だなあと感心してしまったくらいです。
財布を確認するときにいろいろとクレジットカードや現金をくすねるのでしょう。
旅行先で詐欺に遭わないために
旅行先などで詐欺に遭わないための心構えとして、
「近寄ってくる人は基本詐欺師」というフィルターをまずはじぶんの中に意識するは当たり前だとして、一歩引いて彼らの立場になると見えてくる事があります。
仕事にあぶれた人たちが、観光客が連日押し寄せる場所にいるんです。
詐欺師ではなくてもお店の店員さんも、お土産屋のおじさんもお金が絡むシチュエーションでは皆旅行者からお金を少しでも多く引き出そうと考えているんですよ。
しかもなぜか彼ら、今回の連係プレーじゃないですけど、ある種の美学というか妙にクリエイティブに仕事熱心なんですよね、、w
まじめに働いている?公務員系はいい加減な事が多いのに、詐欺師はやたらとクリエイティブというね。
まぁその辺の事情は多かれ少なかれ、どこの国でも似たり寄ったりなのかもしれませんね。
表面化しているか、していないかの違いだけのような気もします。
海外旅行中だけではなく、日本で生活している時でも気をつけたいものですね。